December








Fort Pickens Trail (Gulf Island NS)
現在11あるNational Scenic Trailのひとつである、Florida Trail はMiamiの西、Big Cypress National Preserveを南端とし、フロリダ半島を縦断する1000mileを超えるlong trailだ。 個人的には蚊だらけの湿地帯を延々と歩くのは想像するだけでかなり滅入って来るのだが、トレイルの最西端となる部分は湿地帯を抜け出し、メキシコ湾に沿った細長い島(Santa Rosa Island)を50mileほど歩くことになる。 島の幅は0.5mileもないので、基本左右どちらかには海が見える白砂の上を歩くこともしばしばである。 またこの島の大半はGulf Island National Seashoreという国立公園の一部であるが残念ながらこの部分の国立公園内にキャンプ地はない。(国立公園外にキャンプ地はある。 またGulf Island NSは他の場所にキャンプ地がある。 特にPeriod Keyのキャンプ地は人が少なくてオススメです。 水場も含め本当に砂と海以外なにもないけれど。) 公園でない部分はリゾート化していて少々歩くにはうざったいかも知れないが、最後のFort Pickensまでの15マイルほどは国立公園の敷地内で気持ちよく歩くことができるが、multi-use trailでもあり、MTBの方が楽しめるかもしれない。 ただ砂浜の上を歩くのは少しであればかなり気持ちもいいが、2マイル、3マイルと距離を重ねると嫌になってくる。 濡れているところは締まって歩きやすいものの、乾いた砂の上は本当に体力を使う。 また海に近づき過ぎるとぼーっとした時に足を濡らしてしまうし。 濡れているところを探しながら歩くにも飽きると、内陸側にトレイルを探す。 内海側は眺めは悪いものの砂も深くはなく少し快適。 風も細い島とはいえ外海側とはかなり違う。 問題は内海側は海岸線がうねっている上に人工物が多くて明らかに遠回りになってしまうこと。 また道路沿いは国立公園内でも飛ばしているクルマがいてかなり危険だからおすすめできない。 最後の5マイルほどは半島部が広くなっていて、固めな土の上を歩けるし、少し背の高い木の下で影になるところもあり、すこしと海の眺めとは遠ざかってしまうのだが、ほっとできる。最後まで歩くとFlorida trail 起点を示すちいさな標識があり、ちょうどFort PickensのVCがすぐ左手に出迎えてくれる。
Length: 国立公園入口の看板からFort Pickens のVCまで15マイルほど。
Configuration: Out-and-back Florida Trailの一部。(最西端)
Difficulty: Moderate ほとんど砂地。平坦。ほほカバー無し。
Traffic: lots of car on paved road (日本の基準だと時々車が通る程度)
Scenery: 白砂海岸、海、昔の要塞、砲台
Season: winter (夏は2マイル程度なら。)
Access: Florida Panhandleの先っぽに位置するので、Mobile, ALやNew Orleans, LAからのほうがアクセスが良い。New OrleansからI-10で東へ200mile。Pensacola, FLに入ったらビーチを目指して南下するだけ。 4時間ほど。
Maps: http://www.nps.gov/guis/

Parallel trail, etc (Cumberland Island NS)
Georgia州といえばApparatian Trailの起点を思い浮かべるhikerが多いと思うが、他にも山程素敵なtrailはある。その中でも珠玉の一品と言えるのが、Floridaとの州境に近く大西洋岸に張り付いたほぼ全土が国立公園(Cumberland National Seashore)であるCumberland島にあるtrailだ。 湿地帯で歩けない部分を除けば南北15マイル幅2-3マイルほどの手頃な大きさの島で唯一南北に道路は走っているものの、本土と道は繋がっておらず、公共のフェリーでは車両の運搬はできないために少数の住民とNPSのツアー程度しか交通はなく、その他は全長50mileに及ぶhiking trailのみで景色も素晴らしいまさにhiking天国の島といえる。 なんの集計であったか忘れてしまったが、national park top 10 trailのひとつにあげられていたこともあった。 島中央、本土側の部分に若干起伏がある部分があるが大したことはなく、ほぼ平坦な美しいtrailで、朝夕の海岸沿いは絶景、雨が降っても緑が映えtrail自体の景色が美しい。 海岸沿い、緑に覆われた熱帯雨林地帯、低木の多い砂地などの対象もきれいで歩いていて飽きない。 島南部には遺跡もあり、hikeが終わった後での散歩に最適だ。野生生物もふんだんに見かけられ、またVirginia-Georgia間の大西洋岸の島には野生の馬が生息しているのだが、この島にもかなりの数がいるようでhike中に何度か見かけた他、夜camp中にほんの近くにいる気配を感じた (就寝中だったので姿の確認はしなかったが・・・)。 かわうそのたぐいも何度か見かけた。 またGeorgia州では有名な害虫Sandflyも生息しており、特に朝夕は活動が活発になるため、油断しないように。 ひらひらとちりのように舞うので虫かなと気づかないほどなのだが、刺されると1周間以上にもわたって腫れかなり痛い。 Camp Siteは5箇所あり、事前予約が必要。Ferry Dockから近い2箇所はfront-country camperのためのdeveloped camp site。奥の3箇所はbackcountry sitesになっているが、一番奥のBrickhill Bluff以外はこじんまりとしたsiteで2-3パーティ程度の規模。Back Country camperには島に到着後オリエンテーションがあるので勝手に出発しないように。 このOrientationの最後にbackcountry permitの発行となっていて、これを受け取って初めてCampに出発できる。 水場は主にCampsiteの近くに配置されているが、2箇所を除き浄水必要。 Brickhillの水場は特に問題なかったが、Yankee ParadiseとHickory Hillの間の水場は硫黄臭かったので、Plum Orchardの水道まで水汲みに出かけるのがよいかも。 島で自転車を借りてbike & hikeでday hikeも可能だが、朝夕の絶景を見逃すのはもったいない。 小さなクマなどもいない島だし、いままでcampの経験が無かったり、frontcountryでしかcampしてなかった人などに1泊あるいは2泊しての島一周などは初めてのBackcountry hike入門編としては最適な環境であるかと思う。
Length: 島内を大きく一周すると40-50マイル程度。
Configuration: Parallel Trail という舗装道路と平行に走るtrailが一番長いtrailだが、どのtrailもしっかりしていて標識もはっきりしているので、まず迷うようなことはないだろう。 地図を見てぐるりと一周してまわれる。 ただし北端部分は公園内であっても個人所有なので進入することができないようになっている。
Difficulty: Moderate 一応距離もあり、多少premitiveに見えるところもあるので、moderateとしたが、海岸を除けば結構固く締まった土。平坦で歩き易く、それぞれの短いtrailはeasyと表記したい。 大西洋側の砂浜と島北部、および道路沿いはカバー無いが、他のトレイルはほぼすべてカバーされている。
Traffic: lots of car on paved road (日本の基準だと時々車が通る程度)
Scenery: 白砂海岸、海、昔の要塞、砲台
Season: 秋後半から春まで。ほぼフロリダなので夏は蒸し暑く、ベストシーズンは冬。虫は一年中いるので対策要。
Access: Jacksonville, FLから北に40mileほどのSt. Mary’s からpassenger ferry(人だけ。自転車も可だが、trailの走行は許されていない。島を南北に走る舗装道でのみ使用可)で渡る。宿泊しない場合には特に予約等不要。Day Hikeまたはtramによるツアーもあるので日帰りでもそれなりに楽しむことができる。ferryは混んでいてもそのほとんどがfront country camperなので心配無用。一応、島にはホテルがあるが、一般人の泊まれる値段ではない。
Maps: http://www.nps.gov/cuis/

Arizona hotspring loop (Lake Mead National Recreation Area)
Las VegasというとCasinoやらShowやらentertainmentの町というイメージだが、実はoutdoorのactivityもとっても充実している。Grand Canyonを始めGrand Circleの各公園への玄関口となるだけでなく、Red Rock Canyon National monumentやLake Mead National Recreation Areaはhike, campの機会も充実している。このHotspringへのtrailはlake Mead NRAで最も人気のあるtrailのひとつであるが、今回はColorado川へのaccessも含むloop trailを紹介してみたい。このtrailはHoover Damのすぐ下流にあるため、湖面の上にある高速道路からdamの谷底の下まで岩だらけの道を下りていくtrailと なる。前半は開けた岩っぽい砂漠を歩いているようだが徐々に峡谷に入っていき、後半は温泉部分もそうだがかつて水の通り道として削られたcorkscrew canyonのようになっており、hot springを経てColorado川にたどりつく。Hot Spring(温泉)はColorado川のすこし手前にあり源泉温度は110F程度で温まるにはちょうど良さげな温度てある。アメリカでよくあるひどく高温な源泉と川の水を混ぜてちょうどよい温度にして浸かるのではなく、温泉の水のみを集めて浸かることができる珍しいパターンだと思う。ぜひ楽しんでみよう。ただし女性のhikerも数多いので日本風に素っ裸で入らないこと。温泉は楽しいのだが、ここでhikeをする上でひとつ大きな問題がある。それは温泉に入らずにloop hikeを完成させることが出来ないという点である。温泉は狭い峡谷の間にお湯をせき止めて作られている。この狭い峡谷はtrailそのものであり、Colorado川に抜けるには温泉の中をじゃぶじゃぶと膝あたりまでお湯に浸かって通過するしか道は無い。また温泉を抜けた直後はお湯の滴るはしごを下ることになるため、それなりにお湯がかかってしまうことは必至であり、ザック内に防水サックをいれたり、予め下は水着をつけておくなどある程度水対策をして挑むのが良い。お湯には入らずにgo-and-backで楽しむのも良いがちょっともったいない。筆者は滑るのが怖かったのでみなさんがお湯お楽しんでいるところを無作法にも靴下を脱いだだけでそのままtrail runnerとズボンを履いたまま進ませていただいた。そんなに晴れた日でもなかったが、日本と違って1mileも歩かないうちにほぼ乾いてしまったし、砂埃も多いtrailではないので濡れたことは特に問題にはならなかった。お湯に濡れずにColorado側に到達するためには北側のWhite Rock Canyon trailを往復する必要があるので最初の分岐で右に進む必要がある。colorado川を見晴らすtrailとも間違えないよう注意しよう。
First visited: Dec.2009
Length: 5.8mile
Configuration: Loop
Difficulty: Moderate-Strenuous ほぼ岩っぽいdirtの表面。Colorado川まで1000ft近く降りて、上がってくる。 峡谷を下りていくので大きな岩の影になる部分もあるが、基本coverなしのtrail。Colorado川は水量豊富だがHoover Damの下流でもあり水源としてはいまひとつ不適だし、温泉の水は飲めないので必要な水はすべて持っていく必要あり。また温泉通過対策も万全にしておこう。
Traffic: Las Vegasが近いせいでこのあたりのtrailはどこも人が多い。
Scenery: river, hot spring, rocky mountain
Season:冬。11月~3月がbest。NPSは夏季にこのtrailに入ることを禁止している。
Access:Las VegasからHoover Damに向かう要領で東に向かいUS93に入り、hoover dam入り口を無視して東進。Colorado川を超えてArizonaにはいり3.5mileほど進むと左側に駐車場あり。左折レーンはあるが信号も標識も無いのでこちら側からは見落としやすい。行き過ぎたと思ったらUターンして右側を見ているとoverlookに出る様な駐車場が見えるので今度は見落とさないだろう。Traiheadの駐車場からは左の方に上がっていくのではなく右側へ下り高速道路の下をくぐって川の方へ進むので間違えないように。
Maps: http://www.nps.gov/lame/

Cactus Forest trail (Saguaro NP)
Arizona州南部の大都市Tucsonの周囲、東と西に別れて主にSaguaroサボテンの群生地として保護されているのが Saguaro National Parkだ。 この両腕が突き出たような格好のサボテンは映画、マンガやゲームなどでも有名でアメリカ南西部に広く分布していると思われがちだが、実はほぼこのArizona州南部とMexico北中部にのみしか分布しておらず、また成長の速度が非常に遅いため実際にはかなりレアな植物である。とは言え、このSaguaro NPに来るとまるで林のようにそこら中に生えており、これまたポツポツとしか点在していないというイメージをよい意味で裏切ってくれる。2つに別れた公園では西の方がサボテンの密度がやや高く、また近隣に博物館(Sonora Desert Museum)や日本で言う京都映画村にでもあたるOld Tucson StudioなるAtractionもあるため人気が高くVisitor centerの設備なども充実している。対して東側はwilderness areaを含むより広い範囲となっており人も少なくbackcountry campやlong hikeを楽しむことができる。いずれもloop driveといわれる短いdriving trailがありそのまわりのtrail headからtrailに入っていくのが一般的である。 砂漠歩きは容易に方角を見失いやすいので舗装道路に囲まれたこのtrailの南半分などは絶好の夕日ポイントかもしれない。コンパス等でどちらに日が沈むのか確認しておくとよいポイントが予め探しやすい。
Length: 片道4.5mile。 Loop Driveの間の期間だけなら2.5mile。
Configuration: Out-and-backだがJavenia Wash trailなどと組み合わせてloop trailにするとよい
Difficulty: Moderate ほぼ平坦な砂の上。砂はしっかり踏み固められているところが多く歩くのはそれほど大変でもない。100% カバー無し。
Traffic: Saguaro Westにくらべると驚くほど人が少ない。
Scenery: 夕陽に輝くSaguaroは絶景。Saguaroの林。WW2以前の写真がVCなどに展示されているが、当時に比べ随分密度が薄くなったのがわかる。ちょっとさみしい。
Season: ベストシーズンは冬。
Access: AZ州第2の都市Tucson市街から10-15分程度の便利さ。まずold Spanish trail roadに近いRincon VCを目指そう。Cactus Forest Driveはほぼ右回りの一方通行でNorth とSouth2つのtrail headがあり、Northが入口に近く、Southが出口に近いので時間の都合に合わせて好きな方を選ぼう。
Maps: http://www.nps.gov/sagu/

Gila Cliff Dwellings trail (Cliff Dwelling NM)
New MexicoからColoradoにかけての中西部一帯はいくつかのインディアン以前のアメリカ原住民の遺跡がみられるが、一番アクセスが不便で一番訪問者数が少ないのがこのGila Cliff Dwellings National Monumentであろう。実際、訪れた時に他の訪問者の姿は見なかった。また訪問者がか少ないせいであろう、ParkのVolunteerも長々と時間を費やしていろいろな説明をしてくれた。 遺跡となる住居群は駐車場から往復約1mileほどのtrailのみでたどり着くことができるので、崖下から眺めることは可能だが詳細を見るためには歩き登るしかない。遺跡自体はなんとなく古代のアパートみたいな感じでしっかりと風雨からも守られており外の眺めもよく、Hikerとしての感想であるが水さえ運び上げれば暮らしやすそうな感じである。遺跡は長い歴史を持つ日本人の感覚から行くと大変古そうなのだが、実は13世紀あたりに作られたとみられており、最初に受ける印象ほど古くはない。細部を見ていくと古いものにしては立派すぎるなあとそれなりの新しさに気づくかとおもう。
Length: 約1mile
Configuration: loop
Difficulty: easy 200ftほど住居に向かって登る。最高点が住居。上りに岩場あり、雨の後は滑りやすいので注意。上側に出るとカバー無し。
Traffic: 公園自体が非常に辺鄙なところにあるため、そんなに人はいない。
Scenery: 岸壁に作られた古代人の住居、ちょっと高いところに有りまわりの眺めは悪く無い。
Season: 5000ft以上の山上にあるが緯度が低いため、冬でも公園にたどり着けるのであれば特に問題はない。
Access: 公園はNM州南部の人里離れたGila Cliff wildernessのほぼ真ん中に位置しており、車でアクセスできるのは南側からのみ。Silver Cityが最も近い町となるが、直接つながるNM-15は道が細くまたコーナーもきついのでNM-35が多少遠回りとなるが早いと思う。いずれにしても山道を抜けwildernessの真ん中まで1時間半程度かかる。
Maps: http://www.nps.gov/gicl/

South Kaibab – Bright Angel Trail (Grand Canyon National Park)
Grand Canyon National ParkのTrailならやはり谷底に降りるtrailを紹介しない訳にはいかない。Arizona TrailのクライマックスでもあるGrand Canyon Shake (South Kaibab trailを下りNorth Kaibab trailを登ってcanyonを縦断するRim-to-rimのtrail)は行きっぱなしで帰ってこれないが(5月-10月は実はRim-to-rimのhiker’s shuttleあり)、rim trailを加えてloop trailにできるこのtrailは冬季であれば常人にも十分実行可能なday hike trailである。6000ft 7mileというと鴨沢バス停から雲取山頂上がその程度(5500ft 7mile)であるのでこうしてみると日本の山に慣れた人には大したことはないが、日本ではあまり経験することのない先に下ってあとで上るtrail形態なのと、各国語で書かれたtrailheadの注意書きのため尻込みする人が多い。問題なのは夏の暑い盛りにやろうとする冒険者が多いことで、遭難・救助要請数年間数百件にも上るという。個人的には夏の雲取山の往復でも暑くて不可能だが、Grand Canyonの場合、涼し気な林の中を歩くのでなく日差しカンカンの赤土の上、しかも中間点の谷底はそれなりに涼しいと思っている人が多いが全くの間違いで、6-8月は毎日のように100F(35C)を越える暑さであり、上のrimとは全く違う。登りで日射病になる人が続出するのもわかろうというものである。冬にhikeするにはスタートの朝こそとても寒いが、まずそれ以上に寒くなることもないので防寒着の調整が楽でもあるし、水の量も少なく済む。雪がrimにあってもtrailの出だしのところで凍っていなければ、その先で凍っていることはまずないと思う。個人の体力の差もあるが、やはり最後のあたりのswitch backは10mile以上歩いた後の登りということもあり、かなりきつい。行きは下りで元気に進むのでこんなに降りて大丈夫なのか不安になったが、思ったよりは楽であった。ルートとしては登りにBright Angelを選んだのは登る距離が若干短いのと影になる部分が若干多いこと、そしてなによりも帰りの登りの中間地点のIndian Gardenで飲料水の補給ができることにある。(ちなみにIndian Gardenにはキャンプ場もあるし、小川も流れており砂漠のオアシスという感じである。) 行きの下りは寒い午前中ということもあり、尾根沿いで日当たりがよく眺めの良いSouth Kaibab trailというのがよい。逆ルートは条件が全く逆になるのでおすすめできない。谷底には橋が2つかかっているので下まで降りたら一つを渡り向こう岸をそのまま歩き、もう一つの橋を渡って戻ってこよう。川は上からみてもわかるが川幅が大きく流れが強い。橋を渡った後2つの橋の中間の分かれ道を南でなく北に行くとすぐにPhantom RanchやBright Angel Camp Groundに行ける。Phantom Ranchにはranger station、restaurantがあるのでぜひ寄り道したい。冬は雪で埋もれていると思う人も多いようだがこの地域の積雪量は多くなく、また温かいcanyonの南斜面では雪が残ることもあまりない。Visitorの数も少なくshuttleでなく公園中自分の車で運転して回れるので冬に来るメリットはこのhike以外にも結構ある。谷底に降りるSouth Kaibab Trail、Bright Angel Trail共、hikerの他にmule tourのmule(ラバ。ロバと馬の混血種)も通行するので注意。道を譲ってあげよう。また落とし物を踏まないように。ちなみにmuleに乗るのは途中の休憩場所以外では下りられないし、trailの谷側を歩くのでとっても怖いそうだ。やはり歩くほうが楽だ(笑)。
First visited: Dec 2005 Again in April 2018
Length: 13.7mile スタート地点となるSouth Kaibab Trailのtrailheadとゴール地点になるBright Angel Trailのtrail headはrim trailを使うと平坦だが約5mile離れており、歩いてloop trailとすると20mile近いtrailとなる。
Configuration: point-to-point
Difficulty: Strenuous 復路は6000ftほどの登り。7mile程に渡って延々と登る上に斜度は徐々に上がっていくのでそんなに急ではないがうんざりしてくる。土のトレイルは下部の川沿いを除きしっかりしている。尾根線であるSouth Kaibabは南斜面だがなのでカバーはほとんどなく日差しにさらされる。Bright Angelは谷線なのでそこそこ日陰はあるが、やはり日差しはきつい。
Traffic: やはり人気のtrailなので人は多い。特にBright Angelの上部、Indian Garden-Rimはかなりの人混み。trailが広いので渋滞にはならないが人を避けるだけで大変である。
Scenery: river, canyon
Season: 晩秋(11月頃)がベスト。春は雨が振りがちなのでまわりの観光も考えると△だか日照時間がながいのでここだけが目的ならよい。温度差がかなり大きいtrailなのでもちろん夏季は避けるべき。どうしても夏というのであれば谷底(Phantom Ranch)で一泊を考慮されたい。また朝一番のバスに乗ることをおすすめする。Phantom Ranchの予約は5ヶ月前から受付だが冬期以外は取るのが難しい。冬は本文にも書いたが朝のスタート時点が寒い以外は意外に快適。Lodgeの予約もとりやすく当日空いていることもままあり。キャンプ(Bright Angel CG)も可能だがその分で荷が重くなるのは割に合わない。また夏はIndian Garden以外の休憩所でも水が補給できることが多い。
Access: 前日と当日はCanyon VillageのBright Angel LodgeなどRim上のホテルに泊まると便が良い。Bright Angel Trailのtrailheadはvillageの西端で直ぐ側なのでhikeが終わったら直ぐに食事をしたり、ゆっくり休んだりすることができる。行きはshuttle bus等を使いmainのVCから更に2mileほど西にあるTrailheadまで行く。(South Kaibab Trail Headがそのままbus停の名前)。ただしseasonによって運行が異なるので注意。私が1回めに歩いた12月には今(2016年)もshuttleが走っていない。
Maps: http://www.nps.gov/grca/

Delicate Arch Trail (Arches NP)
アメリカNational Parkというと、 Grand Canyon、 Yellow Stone、 Yosemiteなどが最初に上がるのだが、行った人の中で一番良かったと言われるのがこのArches National Parkだそうだ。 奇岩ぞろいのこの園内でもっとも人気なのがdelicate Arch、Utah州のシンボルとして車のナンバープレートの絵柄にもなっているほどである。 大きさを実感してもらうため、わざと人が入った写真(アーチの中。右下)を選んだが、多分想像するのよりかなり大きい。 1.5マイルなんて短いと思っていると人も多いこともあり、意外に手間取ったりして片道一時間ほどかかってしまう。 trailは歩かなくても、trail headの駐車場からさらに車で先へ進めば一応道路から見えることは見えるが、かなり小さくてしょぼい。 歩いた後にちょっと寄って、あああそこまで歩いたんだよねと眺めるのが、正しい見方のようだ。 合わせて日没を見たいという人が多いらしく、夕方になってくるとかなり人が集まってくるが、日本とは違い周りに街灯などはなく、本当に真っ暗になってしまうので日没に合わせて行くのは短いトレイルとはいえ、かなり危険である。 日の出に合わせるか、夕方の場合は赤く染まりはじめたところで急いで戻ろう。
Length: 3.1mile(往復)
Configuration: Out-and-back
Difficulty: Moderate ほぼ砂岩の岩の上。 後半上りになり、また直前の部分はtrail幅がかなり狭くなっているので注意。 寸前までarchは見えない。カバー無し。
Traffic: 大人気のトレイルなのでいつでも混んでいる(といっても日本のトレイルと比べれば・・・)。 駐車場もいっぱいなので時間を考えて行こう。
Scenery: 朝夕は赤い砂岩がさらに赤く輝くが、日の出日の入りは駐車場から距離があるのでライトを忘れずに。
Season: 標高も高くなく砂漠気候なので夏は暑い。冬でも積雪は少ないので可能。
Access: Las Vegas, NVとDenver, COのちょうど中間あたり、Utah州東部にある。Moabという小さな町からは公園入り口まですぐ。入口からほぼ一本道のArches Scenic Driveを12mile進んだ後、Delicate Arch Rd.に右折し1mileほど。駐車場に入らずさらに3mileほど進むと別の駐車場がありそこからは歩かずにdelicate Archが見える。
Maps: http://www.nps.gov/arch/