Moderate













Angels Landing (Zion NP)
National Parkのhiking bucket listをつくるならその一つに必ず入ってくるであろうtrailのひとつがこのAngels Landingである。
こんな場所には翼をもつ天使くらいしか行けないというところからついた名前で、長細いZion canyonが左に曲がる場所に位置し、峡谷内に垂直に突き出している平ぺったい切り立った一枚岩がこのAngels Landingを形作っている。
この岩自体は峡谷の高さより低いのでひどく目立つわけではないが、向かいのobservation pointからはこの場所がどうなっているのかよく見えるのでそちらのtrailも比較に登ってみると良い。
最初の2マイルはwest rim trailの一部で、この岩に取り付くためにwest rimをスイッチバックしながら登っていく。ほとんどの部分が整地されており登りが続くがこの部分は特に困難なtrailではない。
最後のスイッチバックを登り切ると開けた割と展望の良い場所に出る。ここがscout lookoutであり、West rim trailはここからwest rimの奥のback countryに続いている。
このscout lookoutからwest rim trailを外れ峡谷側に進むのがAngels landingへの道で、この広場からはどこを進んでいくのかよく見える。
ここからはもう0.5mileほどしかないが、これがこのtrailのhighlightといえる部分となる。
左右とも垂直に切り立った岩の縁をよじ登っていくのでどちらに落ちても1000ft(300m程度)真っ逆さまの落下であり助からない。
足を置く十分なスペースもあり、鎖等もしっかりしているので日本の平均的な鎖場に比べ難易度は高くないが間違ったらまず間違いなく死ぬという心理的プレッシャーはかなり大きいと言える。
実際、「えーっ、あそこまで行くの?」というのがScout lookoutからの筆者の第一印象でhalf mileに満たない長さとはいえ、ゲームでキャラが天国に昇っていくような階段でありなかなか非現実的な様相である。
このため結構な数の人がここまでとして引き返す。たしかに鎖場が初めてな人やサンダルで登ってきてしまったという人、高所恐怖症の人などはここまでにしておくべきかと思う。
こういう滑落したらfatalになる場所がfront countryのtrailとして、また容易にaccessしやすい場所(THから一時間ほど1000ft上がるのみ)に作ってしまってあるのもUS hikeの魅力の一つであることは間違いないが
文字通りfatalな事故が発生しているのも事実である。どうも統計がはっきりしないがZion NPの100年近い歴史の中(1926年に本trailは作られている)で15人以上がAngels Landingで滑落し死亡しているが、2004年から2018年の間に8人の死者が出ており、近年観光客の増加に合わせて非常に増加しているようだ。
今年2018年にも13歳の女の子が2月に滑落死している。天気もよく風も強くない日であったそうだ。
もちろん、雨や雪、氷で滑りやすいとき、またふきっさらしなので風が強いときなど天候が悪い時はまったくおすすめできない。
現在は短いDay hike trailでもありPermitは必要とされていないが、観光客・死者ともにさらに増加傾向なのでYosemite Halfdome同様近い内にPermit制になるのではという噂がある。
危険を冒さずtrail自体を楽しむのなら少し距離が長くなってしまうのだが前述のobservation pointへのtrail(片道4mile)ここまで危険のある場所はなく景色もなかなか良いのでこちらがおすすめと言える。
First visited: June 2010
Length: 片道2.4mile
Configuration: go-and-back
Difficulty: Moderate-strenuous Scout lookoutまでの約2mileは登りはそこそこ急だが短いのでmoderate。最後のhalf mileは短いが滑落の危険が大きくstrenuousとした。NPSのfront country trailでは最も危険度が高いtrailだと思われるが、鎖はしっかりしており日本で鎖場を経験していれば特に大きな問題はないかと思う。短い人気のtrailなので人が多くpressureを感じてしまうが日本の鎖場はもっと混み合っているところはいくらでもある。
Traffic: Zionに来た人の大半はこのtrailにやってくる。早朝から夕方までShuttle busが運行している時間は人が絶えない。Scout lookoutですらたどり着けないレベルの人もたくさん登ろうとしてくる。
Scenery: 終点はZion Canyon に突き出した細い平均台のような場所なので足元含めすべて展望台の上にいるようなもの。とってもgorgeous.
Access: Zion CanyonへはShuttle busが運行されている期間中は一部の例外を除き車で入ることはできない。一般に3月から11月はShuttleが運行されるしこれに加え最近ではChristmas等混み合う休日もshuttleが運行されている。詳細なScheduleはNPSに確認しよう。Shuttleには2種類あり、VCからZion canyon(園内)へアクセスするもの。ホテルが立ち並ぶSpringdaleからVCに向かうものの2つでありいずれも無料。Zion VCの駐車場が一杯になるとSpringdaleの駐車場をつかうことになりホテルからのアクセス同様VCでのshuttle busの乗り換えが必要になる。VCからAngels landingのTHに近いGrottoのbus停までは15-20分程度。バスは7-10分間隔で運行されている。(すぐに次が来たかと思えば20分次が来ないこともしばしばあるが)始バス、終バスの時間も時期によって変わるのでこちらもNPSへ確認されたい。混んでいるのが嫌なら始バスがくる前にtrail headまで歩いていこう。
Zion NPについてはこちらも参考にされたい。
峡谷が切り立っているためGPS logが一部おかしくなっています。ご了承ください。
Maps: http://www.nps.gov/zion/

Fort Pickens Trail (Gulf Island NS)
現在11あるNational Scenic Trailのひとつである、Florida Trail はMiamiの西、Big Cypress National Preserveを南端とし、フロリダ半島を縦断する1000mileを超えるlong trailだ。 個人的には蚊だらけの湿地帯を延々と歩くのは想像するだけでかなり滅入って来るのだが、トレイルの最西端となる部分は湿地帯を抜け出し、メキシコ湾に沿った細長い島(Santa Rosa Island)を50mileほど歩くことになる。 島の幅は0.5mileもないので、基本左右どちらかには海が見える白砂の上を歩くこともしばしばである。 またこの島の大半はGulf Island National Seashoreという国立公園の一部であるが残念ながらこの部分の国立公園内にキャンプ地はない。(国立公園外にキャンプ地はある。 またGulf Island NSは他の場所にキャンプ地がある。 特にPeriod Keyのキャンプ地は人が少なくてオススメです。 水場も含め本当に砂と海以外なにもないけれど。) 公園でない部分はリゾート化していて少々歩くにはうざったいかも知れないが、最後のFort Pickensまでの15マイルほどは国立公園の敷地内で気持ちよく歩くことができるが、multi-use trailでもあり、MTBの方が楽しめるかもしれない。 ただ砂浜の上を歩くのは少しであればかなり気持ちもいいが、2マイル、3マイルと距離を重ねると嫌になってくる。 濡れているところは締まって歩きやすいものの、乾いた砂の上は本当に体力を使う。 また海に近づき過ぎるとぼーっとした時に足を濡らしてしまうし。 濡れているところを探しながら歩くにも飽きると、内陸側にトレイルを探す。 内海側は眺めは悪いものの砂も深くはなく少し快適。 風も細い島とはいえ外海側とはかなり違う。 問題は内海側は海岸線がうねっている上に人工物が多くて明らかに遠回りになってしまうこと。 また道路沿いは国立公園内でも飛ばしているクルマがいてかなり危険だからおすすめできない。 最後の5マイルほどは半島部が広くなっていて、固めな土の上を歩けるし、少し背の高い木の下で影になるところもあり、すこしと海の眺めとは遠ざかってしまうのだが、ほっとできる。最後まで歩くとFlorida trail 起点を示すちいさな標識があり、ちょうどFort PickensのVCがすぐ左手に出迎えてくれる。
Length: 国立公園入口の看板からFort Pickens のVCまで15マイルほど。
Configuration: Out-and-back Florida Trailの一部。(最西端)
Difficulty: Moderate ほとんど砂地。平坦。ほほカバー無し。
Traffic: lots of car on paved road (日本の基準だと時々車が通る程度)
Scenery: 白砂海岸、海、昔の要塞、砲台
Season: winter (夏は2マイル程度なら。)
Access: Florida Panhandleの先っぽに位置するので、Mobile, ALやNew Orleans, LAからのほうがアクセスが良い。New OrleansからI-10で東へ200mile。Pensacola, FLに入ったらビーチを目指して南下するだけ。 4時間ほど。
Maps: http://www.nps.gov/guis/

8mile loop (Catoctin Mountain Park)
Washington DCから北西に一時間半、Maryland州北中部、Blue Ridge Mountainsの北東の端に位置するNPS unitがCatoctine Mountain Parkである。 がCatoctine Mountain は2000ft (600m)に満たない山でしかも山のpeakはこの公園内にはない。そもそも低く手入れか行き届いた山なのでどこかのpeak huntという感じではなく、小高い丘を上り下りする軽快なtrailが公園内に張り巡らされている様子となる。Trailは大別すると東と西に分けられ、西側のほうが静かで長めだが、今回歩いたのは東側のtrailをすべてまとめたような8mile loopで東側の3つのvista point、2つの巨岩と1つの滝をすべてめぐることができる。5月初頭に歩いたがまだ新緑の季節の前で芽吹いている木も少なく見通しはよく、vistaからの眺めも標高が低い割にはまあまあ良好だった。 山の保水力が強いのか東西の上り下りではtrailが細くなってくると川の様に水の流れをともなっている部分が多く雨の後は注意が必要かも、ただ危険な場所は特にはない。
Length: 一周 8.4mile Cunningham fallへの往復とhog rock nature trail一周を含む。寄り道しなければ7.3mile程度。
Configuration: loopだが、ほんの0.2mileほどなので西端で一旦trailからはずれcuningham fallsへ行くとよい。この滝へのtrailはNational Parkの敷地から離れ、Cunningham falls State Parkの中にある。キャンプサイト以外でのキャンプは禁止。
Difficulty: Moderate- strenuous 長めの距離でupdownもあるが、急な上り下りはない。total gain 2500ft。 土のtrailだが岩多し。trailは一部水の通り道となっていた。カバー率70%程度。
Traffic: trail headが多く、通しで歩く人は少ないと思うがそこそこ人は見かける。南部の道路沿いは車の交通が多めで少々騒がしい。
Scenery: Blue Ridge mountain range。巨岩。滝。
Season: winter以外。冬は適度の積雪しているかも。
Access: Washington DCから北に70mile。一時間半ほど。Thurmont, MDまではI270とUS17、ThurmontからSR77を西へ2mile。看板右折してすぐ右がVCの駐車場。
Maps: http://www.nps.gov/cato/

Blue Lake Trail (North Cascade NP)
North Cascade National Parkは大義には3つのNPS site(North Cascade NP, Los Lake NRA, Chelan National Recreation Area)が合わさって構成されており、また隣接するMt. Baker National ForestやOkanogan National Forest等山・森・湖と広大なWashington州の北部を大きく占めている。 北上ルートではPCTが通過する最後のNPS unitとなるが、PCTだけでなくhikeの場所はそれこそ無数にみつかるので徒歩だけでなく、bikeで通行が可能なtrailも大量にあり、まさにoutdoor paradiseな地区でひとつのlong trailを追うのは実にもったいない感じすらする。 実際Blue Lake Trailは事前に計画していったtrailではなくlake Chelanの対岸に渡るための時間調整のため、たまたま立ち寄ったtrailだったが手軽に歩ける上、美しい湖が大変魅力的ですごく気に入ってしまったので、厳密にはNaoth Cascade NPの園内ではないがここに取り上げた。 公園内の2つの大きな湖であるRoss LakeとLake Chelanの間にWashington Passと呼ばれる眺めの良い峠があるが、そのすぐ西にrainy lakeと並んだ美しい青く光る湖へアクセスするtrailである。 Washington Passからもよく見えるLiberty Bell MountainsはRock Climbの名所だが、その山々をbackに青く輝く湖はなんとも美しいのでぜひ立ち寄ってほしい。 ちなみにRainy Lakeへのtrailは1mileにも満たない平坦な車イスでもアクセス可能な短いトレイルだがこちらの湖もまた美しい湖でPCTのpathとも重なっているのでそちらも忘れずに見ておきたい。
Length: 2.4mile (one way)
Configuration: go-and-back
Difficulty: moderate 1100ftの上り、ところとどころ見晴らしの良いmeadowっぽいところにでるが、ますまずカバーされている。しっかり整備が行き届ている
Traffic: 前述のように園外であるが、Okanogan National forestの中にあり、かなり人気が高い。
Scenery: trail endのblue lakeでの眺めはRainy Lakeにも劣らず人気もうなずける。湖から1/4mail以内でのcapmは禁止。wild flowerも豊富
Season: 冬以外。SR20は冬季通行止め。6000ft超えの高地なので夏が最適だが、紅葉の頃が一番美しい。
Access: North Cascade NPはWashington州北部の広域にわたるNPだが、Seattle,WAから2-3時間とアクセスが良い。このtrailは公園を貫くWashington SR20 (North Cascade Highway)のかなり奥にあり、核心部であるRainy PassとWashington Passの間に位置する。 Seattleから3時間ほどで、非常にダイナミックな風景が見られるWashington Pass Overlookのほんの手前。1マイルもない道路の南側にtrail Headあり。
Maps: http://www.fs.usda.gov/recarea/okawen/recreation/hiking/

Endless wall trail (New River Gorge NR)
West Virginia州はその名の通りVirginia州の西側に位置し深い峡谷に包まれた山と川が素晴らしい自然の濃い州である。Appalachian TrailはVirginaを縦断するため、残念ながらほとんどこの州の美しさには触れてくれない。ただしApparachian Trail協会本部(兼Visitor Center)はWV州にある。日本人もめったにこないらしく、結構大きな観光ホテルに泊まったのだが、フロントの従業員に初めて日本からの人を見たと言われた。この州の少し南よりをNew Riverと言われる全長500km以上もある大きな川が流れており、支流のGauly Riverと合わせ、流域にGauly River National Recreation Area, New River Gorge National River, Blue Stone National Scenic Riverと3つのNational Parkが北から南へ並んでいる。周辺のstate parkなども合わせると無数のtrailがある。 とりあげたのは渓谷の眺めのよい短いtrailでNew River Gorgeの中心ともなる数年前まで世界最大の単一arch橋だったNew River Gorge bridgeも望むことができる。diamond pointといわれるoverview以外でも木々の隙間から渓谷の眺めが楽しめる。ただしこれは同時にtrailと渓谷の距離がかなり近いところも多く、渓谷側は文字通り断崖絶壁なので歩きやすいtrailだけに歩行には注意したい。また断崖絶壁=rock climbingの名所でもあり、このtrailはhikeよりもそちらのほうが有名なようだ。hike装備ではもちろん無理なので装備がなければ興味本位で降りようなどと思わないように。少し長いと思われる諸兄にはdiamond pointまでのgo-and-back(往復2mile程度)をオススメする。pointは2つのtrail headのほぼ真ん中にあるのでどちらからでも時間は変わらない。
Length: 3.7mile (2.4mile trail + 1.3mile walk on paved road)
Configuration: 基本go-and-pacだが、舗装道を30分ほど歩いて戻るとloop trailとして使用可。
Difficulty: Moderate ほとんどがしっかりとした土の表面であり、またほぼ100%カバーされている。上り下りも少しだけでほぼ平坦。
Traffic: a few
Scenery: 峡谷の眺めが素晴らしい。特にDiamond pointは180度見渡すことができる。
Season: –
Access: West Virginia州は東部には珍しくとても辺鄙な州だがそれだけにいくつか素敵だが人気のないparkがある穴場的州である。アクセスはあまり良くなくWashington DCから西に向かうかもCharott, NCから北上することになるが、いずれにしても200-300mile, 3-4時間くらいかかる。どちらもApparachian超えなのでBlue RidgeやAT沿いでのHikeを組み合わせると良い。New River GorgeのBridgeの直ぐ側にあるCanyon Ridge Visitor Center からtrail headまで車で5分。
Maps: http://www.nps.gov/neri/

Wizard Summit Trail (Crater Lake NP)
Crater Lakeは流れだす川が全くない火山湖で、その透明度と深さのため水は青く神秘的に輝きため息が出るほど美しい。まさに見たこともない「青い」色である。深さは594mで全米1位、世界10位であり、田沢湖(秋田 423m)より150m以上深く、また水中の酸素濃度の関係から魚はほぼ住んでいないそうだ。自分の中ではtop10に入るNPS unitの一つで、初めて実際に見た時の衝撃はtop3に入ると思う。すぐ西側をPCTが通っているが、バカ正直にPCTをたどるとこの湖面を見るチャンスはないが少し寄り道してrim trailを歩けばこの美しさを楽しめる。Wizard島は湖の西側にある最大の島で火口がついた山でほぼ構成されている。この島に行くには夏季のみ運行のtour boatに乗るしかないが、以前は朝から並べはその日のチケットの入手が可能だったが、最近はチケットの半数は「電話による」事前予約、残り半数は24時間前からの発売に変わり、ピークシーズンの当日入手はほぼ不可能になった。tour boatに乗るためには湖北岸に位置するcleetwood coveの1.1mileで700ft (200m)程下るtrailを駐車場から降りていく必要有り。もちろん帰りは上り。残念ながら島でのcampは許可されていない。またこのtour boarの発着地であるCleetwood coveは唯一湖面へのアクセスが許されている場所であり、rimの他の場所から湖面にアクセスすることはできない。tourに参加するためには急峻なCleetwood cove trail (1.1mile one-way, 700dt drop)を降りる必要があるが、そもそも湖面に触りたい人にとってはtourに参加できなくてもこのtrailを降りるしかない。いずれにせよ、Wizard島のtrailを歩く為にはこのtrailも歩くこととなる。島から帰った後はこの登りが待っているので少し体力を残しておかないと大変だ。Wizard島にはもう一つFumarole Bay(0.7mile one-way)というそんなに登らないtrailもあり、島の西側へと歩いていけるのでtourの時間的にはかなり急がないといけないがこちらも楽しんでおきたい。 残念ながらtour ticketを獲得できなかった場合にはMt. Scott trail (2.4mile one-way 1300ft gain)で公園内最高地点から湖の眺めを楽しみたい。
Length: 往復で2.5mileほど。800ft(250m) ほどの上り。
Configuration: go-and-back 山頂は火口状になっており、一周0.2mile程度。そういった意味ではbaloon shapeとも言える。
Difficulty: Moderate 石が多めだが土のtrail。たんたんと登っていく感じ。頂上部以外はほぼカバーあり。
Traffic: Wizard島へのCruizeは大人気で常に満員。ただし一度の参加人数は多くないので、その船に乗っていた人のみが登ることになる。
Scenery: 美しいcrater lakeの360度パノラマ。Wizard島火口。
Season: Cruiseの運行は夏季のみ。(6月末-9月) tour cruise以外で島に行き着く手段はなし。
Access: Oregon州南西部にあるこの公園はSeattle, WAとSan Francisco, CAのちょうど中間あたりにあり、どちらからでもlong driveになる。400-450mile 7-8時間。tour boatに乗るためには湖北岸に位置するcleetwood coveの1.1mileで700ft (200m)程下るtrailを駐車場から降りていく必要有り。
Maps: http://www.nps.gov/crla/

Effigy Mound NM trail
Iowa州東部、Wisconsinとの境はアメリカ最大の河川であるMississippi川となっているが、その河川沿いにEffigy Mound National Monumentはある。川から見ると小高い緑の丘であり、水源の近い豊かな土地として7世紀から12世紀にわたり住んでいた住民の遺跡がここに残されている。丘のように盛り上がったmoundといわれる遺跡構造は全米各地でみられ、円形、四角形などシンプルなものが多い。しかしこの公園では他ではあまり見られない鳥、熊、バッファローのような動物の形をした31のmoundが見つかっている。他の形も含めた全部で206個のmoundを縫うように全長13mileほどのtrailが走っており、数々のmoundとともにMississippi川の雄大さをうかがい知ることができる。moundはtrailのあちこちに点在しているため、VCの前方にもmoundはいくつかあるし、どのtrailにはいっても往復2mile程度のhikeでmoundとMissippiの眺めを楽しむことは可能だが、北部のtwin view(往復3mile程度)という見晴台まで行ってみるのがオススメ。
Length: 北部unitと南部unitにわかれており、北部が最深部のHanging rockまで3.5mile(片道)、南部が最深部まで2.5mileほど。
Configuration: go-and-back Missippi川のview pointやmoundに向かって幾つか枝分かれしているが、loopとなっている部分はないので、必ず戻ってくる必要あり。
Difficulty: Moderate しっかりとした土のtrail。非常に歩きやすい。出だしはすこし登り、丘の上を歩くトレイルだが、ほぼ平坦。overlook以外はほぼカバーされている。
Traffic: 北部のfire pointまでは人を見かけるが、それ以北と時に南部はほとんど人がいなく静かな穏やかなhikeが楽しめる
Scenery: 広大なMississppiの眺め。様々なmound。上空からの写真だとわかりやすいが、地上で横から見るといまひとつ形がつかめにくい。
Season: winter以外が吉
Access: Iowa, Wisconsinに手頃な空港がないので例によってChicago,ILやMineapolis, MNからの長時間トライブとなる。200-250mile, 3-4時間というところか。US18が通過するMarquette, Iowaから北へSR76をmississippi沿いに3mileほどでVC。VCの上下に北部unit, 南部unitが別れる。
Maps: http://www.nps.gov/efmo/

Lakeshore Trail (Apostle Islands NL)
5大湖の中で一番大きく、また一番水か綺麗なLake Superiorの西側にばらばらっと島が点在している地域がApostle Island National Lakeshoreである。 Apostle諸島 最大の島であるMadeline島以外の21の島々とBayfield半島北西部の海岸沿いが公園として指定されている。ferryでいけるのはわずか3-4島のみだが、多くの島がtrailをもち、また21島のうち19島までにcampsiteがある。Water taxもあるが、Kayakでわたってcampingがpopularだ。Ferryが出ている町、Bayfieldやcar ferryでいけるMadeline島でKayakのrentalも可能。 しかし、今回歩いたのはこの本土部分の海岸沿いにあるこの公園でもっとも長いtrailであり、終点はcamp site(テントパッド有り、トイレ無し。 水場は湖。)になっているのでKayakが苦手な人はこちらでcampも可だ。(要permit。on-line予約可。) 一部の島もそうだがこのtrailの最初の部分の湖沿いはSea caveとよばれる砂岩が侵食された洞窟になっている。陸のtrailから見ると単なる崖なのだが、海側から見ると謎めいた洞窟にみえてkayakで楽しむ人が多い。ほとんどはみえないが、幾つかの地点で上から覗き込むように見えるものもありtrail上からその様子を楽しむこともできる。実は冬になるとこの湖面が氷結し湖面を歩けるようになるので、湖の上を湖岸沿いに歩くことによって、この下側のsea caveを徒歩で見に行くことができるようになり、冬こそがこのtrailのseasonであるらしい。氷柱がsea caveからいくつも垂れ下がり素晴らしい絶景となるので寒いのさえ我慢できれば素敵な体験が味わえるとのことだ。私は寒いとか雪とか氷とか苦手なので冬に湖の上を歩くのはちょっと遠慮したいが、訪れたようであれば是非一報してほしい。
Length: 片道5.2mile Sea cavesやnatural Bridgeは前半に出てくるので最初の2mileだけ歩く選択もあり。
Configuration: go-and-back 湖に沿って歩き終点はcamp場。(宿泊にはPermit必要)
Difficulty: Moderate 多少のup downあるが基本湖沿いのtrailでほぼ平坦。最初は土の上を歩くがbeach部では砂や小石の上を歩く。ところどころ内側に切れ込む所あり。またいくつか小さな渡渉あり。カバー率60%くらい。後半はtrail 交通量少ないためかtrailよりもbeachの方が歩きやすい。
Traffic:最初の1mile、Sea caveの上を歩くところでは人がそこそこいるがもその後はまったく見かけない。
Scenery: Sea caves、Superior湖、eagle島, sand島。
Season: 実はwinterこそ、このtrailに来る価値あり。本文参照。ただしまずtraiilheadにだどりつくのも寒くって容易でないと思う。(笑)
Access: Minneapolis, MNから北北東に3時間、Superior湖に面した港町Dulth。その西側に突き出すのがBayfield半島。この先端部がApostle Island NLでSR13が湖沿いにこの半島を走っているが、Duluthから60mileの町Cornucopiaからさらに東へ5mileほどでMeyers Beachというlake accessがあり、そこにtrailheadがある。合計でMinneapolisから240mile 4時間ほど。
Maps: http://www.nps.gov/apis/

Arizona hotspring loop (Lake Mead National Recreation Area)
Las VegasというとCasinoやらShowやらentertainmentの町というイメージだが、実はoutdoorのactivityもとっても充実している。Grand Canyonを始めGrand Circleの各公園への玄関口となるだけでなく、Red Rock Canyon National monumentやLake Mead National Recreation Areaはhike, campの機会も充実している。このHotspringへのtrailはlake Mead NRAで最も人気のあるtrailのひとつであるが、今回はColorado川へのaccessも含むloop trailを紹介してみたい。このtrailはHoover Damのすぐ下流にあるため、湖面の上にある高速道路からdamの谷底の下まで岩だらけの道を下りていくtrailと なる。前半は開けた岩っぽい砂漠を歩いているようだが徐々に峡谷に入っていき、後半は温泉部分もそうだがかつて水の通り道として削られたcorkscrew canyonのようになっており、hot springを経てColorado川にたどりつく。Hot Spring(温泉)はColorado川のすこし手前にあり源泉温度は110F程度で温まるにはちょうど良さげな温度てある。アメリカでよくあるひどく高温な源泉と川の水を混ぜてちょうどよい温度にして浸かるのではなく、温泉の水のみを集めて浸かることができる珍しいパターンだと思う。ぜひ楽しんでみよう。ただし女性のhikerも数多いので日本風に素っ裸で入らないこと。温泉は楽しいのだが、ここでhikeをする上でひとつ大きな問題がある。それは温泉に入らずにloop hikeを完成させることが出来ないという点である。温泉は狭い峡谷の間にお湯をせき止めて作られている。この狭い峡谷はtrailそのものであり、Colorado川に抜けるには温泉の中をじゃぶじゃぶと膝あたりまでお湯に浸かって通過するしか道は無い。また温泉を抜けた直後はお湯の滴るはしごを下ることになるため、それなりにお湯がかかってしまうことは必至であり、ザック内に防水サックをいれたり、予め下は水着をつけておくなどある程度水対策をして挑むのが良い。お湯には入らずにgo-and-backで楽しむのも良いがちょっともったいない。筆者は滑るのが怖かったのでみなさんがお湯お楽しんでいるところを無作法にも靴下を脱いだだけでそのままtrail runnerとズボンを履いたまま進ませていただいた。そんなに晴れた日でもなかったが、日本と違って1mileも歩かないうちにほぼ乾いてしまったし、砂埃も多いtrailではないので濡れたことは特に問題にはならなかった。お湯に濡れずにColorado側に到達するためには北側のWhite Rock Canyon trailを往復する必要があるので最初の分岐で右に進む必要がある。colorado川を見晴らすtrailとも間違えないよう注意しよう。
First visited: Dec.2009
Length: 5.8mile
Configuration: Loop
Difficulty: Moderate-Strenuous ほぼ岩っぽいdirtの表面。Colorado川まで1000ft近く降りて、上がってくる。 峡谷を下りていくので大きな岩の影になる部分もあるが、基本coverなしのtrail。Colorado川は水量豊富だがHoover Damの下流でもあり水源としてはいまひとつ不適だし、温泉の水は飲めないので必要な水はすべて持っていく必要あり。また温泉通過対策も万全にしておこう。
Traffic: Las Vegasが近いせいでこのあたりのtrailはどこも人が多い。
Scenery: river, hot spring, rocky mountain
Season:冬。11月~3月がbest。NPSは夏季にこのtrailに入ることを禁止している。
Access:Las VegasからHoover Damに向かう要領で東に向かいUS93に入り、hoover dam入り口を無視して東進。Colorado川を超えてArizonaにはいり3.5mileほど進むと左側に駐車場あり。左折レーンはあるが信号も標識も無いのでこちら側からは見落としやすい。行き過ぎたと思ったらUターンして右側を見ているとoverlookに出る様な駐車場が見えるので今度は見落とさないだろう。Traiheadの駐車場からは左の方に上がっていくのではなく右側へ下り高速道路の下をくぐって川の方へ進むので間違えないように。
Maps: http://www.nps.gov/lame/

Cactus Forest trail (Saguaro NP)
Arizona州南部の大都市Tucsonの周囲、東と西に別れて主にSaguaroサボテンの群生地として保護されているのが Saguaro National Parkだ。 この両腕が突き出たような格好のサボテンは映画、マンガやゲームなどでも有名でアメリカ南西部に広く分布していると思われがちだが、実はほぼこのArizona州南部とMexico北中部にのみしか分布しておらず、また成長の速度が非常に遅いため実際にはかなりレアな植物である。とは言え、このSaguaro NPに来るとまるで林のようにそこら中に生えており、これまたポツポツとしか点在していないというイメージをよい意味で裏切ってくれる。2つに別れた公園では西の方がサボテンの密度がやや高く、また近隣に博物館(Sonora Desert Museum)や日本で言う京都映画村にでもあたるOld Tucson StudioなるAtractionもあるため人気が高くVisitor centerの設備なども充実している。対して東側はwilderness areaを含むより広い範囲となっており人も少なくbackcountry campやlong hikeを楽しむことができる。いずれもloop driveといわれる短いdriving trailがありそのまわりのtrail headからtrailに入っていくのが一般的である。 砂漠歩きは容易に方角を見失いやすいので舗装道路に囲まれたこのtrailの南半分などは絶好の夕日ポイントかもしれない。コンパス等でどちらに日が沈むのか確認しておくとよいポイントが予め探しやすい。
Length: 片道4.5mile。 Loop Driveの間の期間だけなら2.5mile。
Configuration: Out-and-backだがJavenia Wash trailなどと組み合わせてloop trailにするとよい
Difficulty: Moderate ほぼ平坦な砂の上。砂はしっかり踏み固められているところが多く歩くのはそれほど大変でもない。100% カバー無し。
Traffic: Saguaro Westにくらべると驚くほど人が少ない。
Scenery: 夕陽に輝くSaguaroは絶景。Saguaroの林。WW2以前の写真がVCなどに展示されているが、当時に比べ随分密度が薄くなったのがわかる。ちょっとさみしい。
Season: ベストシーズンは冬。
Access: AZ州第2の都市Tucson市街から10-15分程度の便利さ。まずold Spanish trail roadに近いRincon VCを目指そう。Cactus Forest Driveはほぼ右回りの一方通行でNorth とSouth2つのtrail headがあり、Northが入口に近く、Southが出口に近いので時間の都合に合わせて好きな方を選ぼう。
Maps: http://www.nps.gov/sagu/

Alkari flat trail (white Sands NM)
New Mexico州中南部、Texas州の西の端El Pasoから北へ約2時間。世界最初の核実験場Trinity Siteの南に広がる白い砂漠がWhite Sands National Monumentである。白砂のbeachなんてのはよくあるが、ここの砂は石灰であり、純白の白さ。あまり一度trailに入り、駐車場やAccess道路が見えなくなってしまうと本当に真っ白な世界でtrailを示すマーカーを除けばまったく当てにできるものはないどころか、通常の砂漠で見られるような地形のうねりや風紋すらほとんど見えにくく、まさに真っ白い紙の上に乗っかっている感覚に襲われ、ある意味hikerにとっては地獄の光景である。この光景をずっと眺めていたい人のためにBack country用のtrailとcamp siteも用意(要permit)されているが、やはり遭難防止のためかこのback country trailは今回歩いたday hike用のAlkari Flat Trailよりも短い2mile程度のtrailとなっており、また日没よりかなり早い時間にpermitの発行は終了となってしまう。 markerも見えなくなる日没後はテントの近くですらうろつくと迷子になりそうでどこにも行けないがかなり貴重な経験ができる。泊まらないまでもAlkari flatを2時間も歩くとちょっと頭のなかは真っ白になってしまうことだろう。北にあるmissile基地はまだ現役で時々演習があるため不定期に公園がcloseすることがあるので公園のHPやFacebookで行く前には確認するとよい。あ、あと砂漠の公園にありがちなそり遊びができるのでダンボールなど持って行くと楽しめる。
Length: 一周4.8mile(7.5km)。
Configuration: loop。赤いダイヤの標識にそって歩く。flatという名のtrailだが多少の起伏はあるし全体的に砂漠の縁に向かって下っていくtrailで中間点が一番低い。とはいえ大した上り下りではない。
Difficulty: Moderate 砂と違い石灰なのであまり沈まず意外と歩きやすい。また砂とちがって日差しが厳しくてもほぼ全反射するからなのか、あまり地表温度が上がらずそんなに暑くない。 ただしカバーはまったくないし、ちょっと長めなtrailなので水・帽子は必須。
Traffic:ほんとに東西南北不安なので人を見るとちょっと安心する。基本そんなに人はいない。
Scenery: 白い砂漠と青い空。意外に結構植物が多いところがある。
Season: NM南部でもあり、降雨が少ないこともあり冬がベストだが夏でも砂が触れなくなるほど暑くはならないので暑いには暑いが死ぬほどでもないので一年中可。
Access: El Paso, TXより北に100mile。公園入口すぐにVisitor Centerがあり、そこから砂漠の中にdune driveと言われる一本道が観光用access道路として公園内を走っている。7mile driveして進むと道路はループ状のサークルとなりheart of the sandsと言われるpicnic areaで終点となる。その一番奥がtrail head。
Maps: http://www.nps.gov/whsa/

Delicate Arch Trail (Arches NP)
アメリカNational Parkというと、 Grand Canyon、 Yellow Stone、 Yosemiteなどが最初に上がるのだが、行った人の中で一番良かったと言われるのがこのArches National Parkだそうだ。 奇岩ぞろいのこの園内でもっとも人気なのがdelicate Arch、Utah州のシンボルとして車のナンバープレートの絵柄にもなっているほどである。 大きさを実感してもらうため、わざと人が入った写真(アーチの中。右下)を選んだが、多分想像するのよりかなり大きい。 1.5マイルなんて短いと思っていると人も多いこともあり、意外に手間取ったりして片道一時間ほどかかってしまう。 trailは歩かなくても、trail headの駐車場からさらに車で先へ進めば一応道路から見えることは見えるが、かなり小さくてしょぼい。 歩いた後にちょっと寄って、あああそこまで歩いたんだよねと眺めるのが、正しい見方のようだ。 合わせて日没を見たいという人が多いらしく、夕方になってくるとかなり人が集まってくるが、日本とは違い周りに街灯などはなく、本当に真っ暗になってしまうので日没に合わせて行くのは短いトレイルとはいえ、かなり危険である。 日の出に合わせるか、夕方の場合は赤く染まりはじめたところで急いで戻ろう。
Length: 3.1mile(往復)
Configuration: Out-and-back
Difficulty: Moderate ほぼ砂岩の岩の上。 後半上りになり、また直前の部分はtrail幅がかなり狭くなっているので注意。 寸前までarchは見えない。カバー無し。
Traffic: 大人気のトレイルなのでいつでも混んでいる(といっても日本のトレイルと比べれば・・・)。 駐車場もいっぱいなので時間を考えて行こう。
Scenery: 朝夕は赤い砂岩がさらに赤く輝くが、日の出日の入りは駐車場から距離があるのでライトを忘れずに。
Season: 標高も高くなく砂漠気候なので夏は暑い。冬でも積雪は少ないので可能。
Access: Las Vegas, NVとDenver, COのちょうど中間あたり、Utah州東部にある。Moabという小さな町からは公園入り口まですぐ。入口からほぼ一本道のArches Scenic Driveを12mile進んだ後、Delicate Arch Rd.に右折し1mileほど。駐車場に入らずさらに3mileほど進むと別の駐車場がありそこからは歩かずにdelicate Archが見える。
Maps: http://www.nps.gov/arch/