
New MexicoからColoradoにかけての中西部一帯はいくつかのインディアン以前のアメリカ原住民の遺跡がみられるが、一番アクセスが不便で一番訪問者数が少ないのがこのGila Cliff Dwellings National Monumentであろう。実際、訪れた時に他の訪問者の姿は見なかった。また訪問者がか少ないせいであろう、ParkのVolunteerも長々と時間を費やしていろいろな説明をしてくれた。 遺跡となる住居群は駐車場から往復約1mileほどのtrailのみでたどり着くことができるので、崖下から眺めることは可能だが詳細を見るためには歩き登るしかない。遺跡自体はなんとなく古代のアパートみたいな感じでしっかりと風雨からも守られており外の眺めもよく、Hikerとしての感想であるが水さえ運び上げれば暮らしやすそうな感じである。遺跡は長い歴史を持つ日本人の感覚から行くと大変古そうなのだが、実は13世紀あたりに作られたとみられており、最初に受ける印象ほど古くはない。細部を見ていくと古いものにしては立派すぎるなあとそれなりの新しさに気づくかとおもう。
Length: 約1mile
Configuration: loop
Difficulty: easy 200ftほど住居に向かって登る。最高点が住居。上りに岩場あり、雨の後は滑りやすいので注意。上側に出るとカバー無し。
Traffic: 公園自体が非常に辺鄙なところにあるため、そんなに人はいない。
Scenery: 岸壁に作られた古代人の住居、ちょっと高いところに有りまわりの眺めは悪く無い。
Season: 5000ft以上の山上にあるが緯度が低いため、冬でも公園にたどり着けるのであれば特に問題はない。
Access: 公園はNM州南部の人里離れたGila Cliff wildernessのほぼ真ん中に位置しており、車でアクセスできるのは南側からのみ。Silver Cityが最も近い町となるが、直接つながるNM-15は道が細くまたコーナーもきついのでNM-35が多少遠回りとなるが早いと思う。いずれにしても山道を抜けwildernessの真ん中まで1時間半程度かかる。
Maps: http://www.nps.gov/gicl/