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Zion NPはGrand Canyon, Bryce Canyonと並んでGrand Circleの中でも非常に人気の高い公園である。Las Vegasからわずか3時間程度でaccess出来るのも人気の大きな原因であろう。600sqkm程度のさほど大きな公園では無いため、混雑時は狭いZion canyonに観光客が集中することとなる。この混雑緩和・自然環境整備のため、Zion Canyonでは一般車両規制があり、2018年現在では3月-11月はZion Canyonへの車の乗り入れはできず、Canyonの外のVC等に車を止めて、Shuttle Busで園内を巡ることになる。しかしながら、春や夏の混雑時期ともなると朝10時頃までにはVCの駐車場が埋まってしまい、さらに下の町(Sprigdale)にある駐車場に行かなければならず、バスを乗り継いで公園に入ることになり、バスに乗るのも列になっているため公園に入るだけで一苦労してしまう。
というわけで、Zion NPを訪れる際に是非とも獲得したいのがZion lodgeへの宿泊予約となる。Zion Lodgeの宿泊者はZion Canyonのほぼ中央に位置するZion Lodgeへの車でのaccessが許されているため、峡谷内の他の目的地に車で行けるわけではないが、bus行列や駐車場行列とは無縁のまるで某遊園地のfast passのような役割を果たしてくれる。残念ながら公園の入口の料金所に関しては他の来園者同様並ぶ必要があるが、それでも快適さが全く異なる。例えばZionのmain attractionの一つにNarrowsというVirgin川を遡る川歩きがあるが、水温が低い時や水量が多い時があるので通常のハイキング装備ではなくウェットスーツに近いような装備が必要になったりするが、そんな着替えをするためにいちいちバスを乗り継いで車や宿に戻る煩雑さを考えてみてほしい。
Lodgeの予約をすると通常は日付が入って車のバックミラーのところに吊り下げることが出来る赤い札(red pass)が送付されてくる。これを吊り下げて行けば宿泊日とその翌日に関してはCanyonへの出入りが可能になる。Canyonの入り口にはZion lodgeという小さな矢印はあるものの、関係者以外立ち入り禁止、引き返せという立て札しかないので不安になるがこのRed passがあれば心配いらない。日本から予約したり直前に予約する場合はRed passを送ってくるだけの時間の余裕がない場合もあるが、そういう場合にはVC・入口の料金所・Zion lodge自体で予約表を見せるとRed passを発行してくれる。
早朝から入園しhikeしたいひとも多いかと思う。VCは時期にもよるが8時くらいから、料金所も7時位からしか開かないが、lodgeのfront deskは24hで可動しているようなので宿泊日の朝5時に行ってもred passの発行はしてくれる。ただしcheck-in自体は夕方まで出来ないので車にred passをつけて公園内を徒歩またはバスで夕方まで散策することになる。
Zion lodgeは位置的にEmerald pool trail THは目の前に、一番人気のAngel’s landingへのTHへも0.5mile程度なので逆に始発のbusが来る前にAngel’s landingに登り始めることも容易である。
一泊の予約があれば当日・翌日とほぼ2日間公園の中心に駐車出来るのでこの有利な条件を考えるとホテル代も大変オトクに見えてくる。
またどうしてもlodgeの予約が取れなかったという人は早朝に来てCanyonの入り口脇の駐車場を確認してみよう。このCanyon Junctionの手前両側に7-8台程度停められる駐車場がある。ここからだとZion lodgeまで徒歩で1時間位はかかってしまうが、VCの駐車場よりははるかに近いし、canyon の入り口からすぐにbus停もあるので
若干ではあるがアクセスが楽になる。
Zion NPは四季を通して美しい公園で、よく合わせて行くことになるBrice Canyonとは違い標高が低いので夏は大変暑いが、冬でもアクセスはそんなに大変ではない。最も混むのはSpring Break(春休み)の時期で暑い夏のほうが空いている。人気のNarrowsに行くのなら6月～9月がよい。春、とくにGW前後は一番水量の多い時期でよく閉鎖されるし、10月～3月は水が冷たすぎて長時間楽しめない。雨が降ると峡谷内は大変なことになるので天気が崩れそうなときや夕立がありそうなときにNarrowsに行くのはやめよう。