Delayed Flight

アメリカを旅行する上で一番よいと思っているのはどこでも車で行けることだ。言い換えると他の移動手段を使う時はなんとなく心もとなく感じる。実際、電車や列車はたいてい時間通りこない。遅れどころか飛行機はかなりの確率で欠航する。これまでそういう旅のトラブルに出くわしたことがないというのなら、運がよいのではなくまだまだアメリカ旅行の経験が少ないのだなあということになる。列車となればレンタカーで行程を代替えすることも不可能ではないが、飛行機の場合は代わりが効かない場合がほとんど。帰りの便が欠航したのならまあなんということはない。休暇が1日伸びるだけだ。しかし行きの便が欠航なりひどい遅れになったり、飛行機は予定通り飛んでもロストバゲージになったりした場合、バックアッププランを用意しておかないと予定してきたことがかなりの確率でおじゃんになってしまう。貴重な休暇を集めて作った予定が見どころ満載になるのはやむを得ないが、やはり初日にギチギチに予定を詰めたり、permitを取りに行くなどの重要な予定をいれたりするべきではない。特にlong distance hikeの旅行をする場合、最初にhikeして後で観光しようという予定を組む方が多いように見られるが、最低でも1日分はhikeの前に観光をする予定にしたほうが柔軟性が高まる。私の場合はあまり時差ボケにつよくないのもあって、初日はいつも買い物といざとなれば2日目以降でも行くことができそうな観光をあて、2日めも比較的ゆっくりとした予定にして1日遅れになっても後の予定にあまり影響が出ないようにしている。またこういう欠航のシミュレーションをしておくといざ何かがあった場合にやることが明確になり、そういった状況にも対処し易い。うまくやれば他の迂回便に乗れて僅かな遅れで済んだりする場合でも、パニクってしまって無為に時間を過ごしてチャンスをふいにしたり、リカバリー出来たとしても思いもしない高額の出費になってしまう場合がよくある。また英語での交渉になることが多いのもあって、自分がしたいことがはっきりと決まっていないと折角列の先頭に到達したとしてもトラブル対応に忙しい航空会社の係員があなたにとって何が一番良いか見つけてくれる確率はとても小さくなる。旅のtipsとしては常識なのかもしれないが、私的な経験から以下参考になれば。
a.) 乗り継ぎ時間は多めに。 先にも書いたように帰りの便なら乗り遅れても仕方ないと思えるが、行きは危険を犯したくない。ちょっとしたよくある30分-1時間程度の遅れでフライト中気をもまなくちゃいけなくなるのは御免被りたい。予定通り着いてしまったら早い便にのりかえられないか聞いてみるぐらいの余裕があるとよい。本当に変更できそうな場合は今時は便変更に追加料金は必ず取られるので事前に利用会社の変更時の追加料金を調べておこう。
b.) 早い時間のflightを使おう。 遅い時間のflightは同じ機体が既にいくつかのflightをこなした後に使われるので前のflightでトラブルがあった場合、そのままそれがdelayとなる。夕方以降のflightは普通に30分程度は遅れるものだ。ただし早朝の朝一番のflightも天候の関係等で意外に遅延・欠航の確率は高い。
c.) 乗継地の天候を考える。 乗継地の天気はその日になってみなければわからないが、天候はある程度予測できる。たとえばJAL/Americanを使って日本からOrlando, FLに行く場合、Dallas 経由とNY/Chicago経由が考えられるが冬ならNY/ChicagoよりDallasの方が雪などに因る遅れの可能性が少ないのは地図を見てみればなんとなくわかる。逆に春はDallasのような中原では雹がふったりするのでNY/Chicago経由の方がトラブルが少ない。CAに行く場合SFO(San Francisco空港)とLAX(Los Angels空港)を比べるとLAXは常に人が多く混雑しておりターミナル間の移動もややこしいので、SFOの方が一般に乗り継ぎがスムーズであるが、SFOは霧のために特に夏の朝はdelayが発生したりSan JoseやOaklandの空港に振り替えられてしまうこともある。
d.)行動は迅速に。 一旦欠航が決まった場合、あなただけでなくその便に予定していた人がみんなあなたと似たような回避手段を考えて実施しようとする。運良く当日に同じ行き先の遅い便があったとしてもグスグスしているとさっさと埋まってしまうということだ。欠航にすると多額の費用がかさむため航空会社もなるべく欠航にしないようにするが、逆にもうほとんど欠航になりそうな状況でも欠航と決定するのはかなり時間が経ってからになる。フライトが遅れ始めたら、次の便の状況や迂回路をインターネットなどでチェックしておろおろしなくてもよいようにしておくだけでなく、経由便に振替ができないか係員に聞いてみよう。全員が対応できることはまずないので彼らはアナウンスすることはないがよいoptionがある場合がある。運が良ければ無料で少しの遅れですんだりするのだ。

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