When it rains…

Hikeに必要なのはまず水と雨具といったので、今回は雨具の話をしたいと思う。
a.)傘
傘は最も一般的な雨具だけれど、手が塞がってしまう・風に非常に弱い という2つの大きな弱点から hikeのための雨具としては便利ではあるけれど 補助的なものとして考えられることが多い。  ただ樹林帯を歩く時などは木々で風も雨も大きく遮られるし、何と言っても着込んで暑くなることが全くないため、特に標高が低い地域では非常に有効な手段なのだが、日本では初心者向けの低山のtrailでもしばしば鎖など両手を必要とする箇所にでくわすのでほとんど取り上げられず軽視どころか有害視されている側面がある。  片手が使えないのはまたwalking poleなどとも相性が悪いので Strenuous以上のrankの険しいtrailを歩くときは確かにおすすめできないが Easyの短いトレイルを歩くときには最適ですらある。現状では蒸し暑い時期に使用して不快さを感じない唯一の雨具てあるからなのだ。 また雨を防ぐ以外の使い方も意外と重宝する。 (例えば火をつける時の風よけとか) 道具というのは使用者がどういう状況でどう使うかなのです。

b.)Poncho(ポンチョ)
傘と同様なことが言えるのが格安(100-3000円程度)のPCV(ポリ塩化ビニール)製かっぱ/Poncho。
最近ではcubenなどの軽量素材をつかったものもあるが、主にPVC(ポリ塩化ピニール、プラスチックの一種)を用いており、非常に安価で、水を全く吸わないし風も通さない。また優れた耐酸性・耐アルカリ性・耐溶剤性を持つため汚れにも非常に強い。非常に安価なのが最大の利点であり、特に激しい雨でなければ十分に機能を発揮する。 布を合わてボタンでところどころ留めただけの形状のため隙間だらけなので激しい風雨には向かないのだが、逆に言うと通気性もそこそこあるということができ、またそこそこ軽いし、メンテナンスもまったくいらないという利点もある。このため、万が一の雨のためにザックの一番下に入れておくには最も適した解決策としてオススメだ。実際に私もポンチョがhike用の最初の雨具であり、Day hikeではあまり使わなくなってしまったが、overnightでは信頼性が高いので今でも最も使用率が高い。また自分だけでなくbackpackも覆ってしまえるのでザックカバーは不要になるのでさらに軽さが際立つ。細い紐などを併用することにてある程度風にも対応できるので森林限界の上でも結構使用している。今使っているポンチョは3000円程度で安売り店(target)で買ったものだが、もう10年以上使用しているが何の劣化もなくまだ当分現役であろう。最近ではハイク用としてスポッとかぶれるタイプに成形されたポンチョがあるがこれは蒸し暑さを演出してしまうだけで値段も素材にしては割高であり、あまりよいものとはいえない。パット見、濡れないと思いがちだが実は汗で雨以上に濡れてしまったりするのだ。 またPCVでなくpertex shield(shiled+ではない)のような防水コートを使用したポンチョも最近のはやりだがある程度通気性がある反面、値段が非常に高くなってかつ耐久性が非常に落ちるのでこちらはもうポンチョというよりも防水透湿素材を使ったwearである。つまり、いわゆるポンチョとはまったくの別物として扱かうべきかと思われる。

普通に考えれば、傘とポンチョの一般にもよく使われている2つの雨具でhikerには十分なのではと思う。 Gore-Texという素材を用いた雨具は大人気というか、お金になるのでいずれのショップ、メーカーでもイチオシの雨具アイテムだが、実は活動量の高いhikeには冬季の縦走などを除き、あまり向かない方法だと思う。 そもそも技術の進歩は防水透湿という分野でははっきり言ってまたまだ不十分で、現状の素材は言葉の目指すところから言えばどれも「出来損ない」である。 とはいえポンチョに関して言えば日本では高温高湿への対応が必要なのと、またコンビニかっぱ等で雨と汗の区別がつかなくなるくらい悲惨な体験をした人も多いらしく嫌いな方も多く見かける。 私の場合は運が良かったのか最初の5年は傘と1$ ponchoでなんとかなってしまった。特に東海岸に近い公園では大雨の中を歩いた記憶もたくさんあるが、特にずぶ濡れになった記憶はないし、カメラなどとの相性がよく今でもとても役に立っている。

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