Camping in parks

アメリカのNational parkなどでcampするといっても、日本と同様にキャンプサイトにはいくつかの種類がある。 大きく分けてfront countryキャンプサイトとbackcountry キャンプサイトがある。 またbackcountry キャンプの場合、camp siteが指定されているもの(designated)と指定が緩やかなもの(dispersed)の2種類がある。 Front country camp siteというのは、日本のオートキャンプ場を想像して貰えれば特に大きな違いはないと言えよう。 日本のように売店や自販機が併設されているところは多くはないが、シャワーなどがある場合ことが多い。 また電源がある場所も結構ある。 炊事場が併設されているものはあまり見かけないが、キャンプ敷地の中に簡易に木で作られたテーブルや椅子があることが多く金はかかっていないが便利な感じがする。 島などの一部の例外を除き基本車をサイトの脇に停めてキャンプを張るあるいはキャンピングカーを持ち込むというスタイルであり、しっかりとした水場とトイレは必ずあり、基本事前の予約が必要で管理事務所などもある。 特にhikeとセットになっているわけではないので、場所にも依るがhikerという感じの人は少なく、家族でcampを楽しむ感じであろうか。 私などが使う場合、どちらかというとキャンプを楽しむと言うよりは宿代をケチって泊まるために使うのだが、日本より敷地が広いとはいえ、その分声も大きかったりするし、車が敷地の中まで入ってくるので人が多い場合は日本同様夜遅くまでうるさくて閉口したりする。 一泊$20程度で利用でき、日本と比べると格段に安い。というか、日本のキャンプ地は自販機・売店等まで揃っていたりして宿泊エリア付きBBQ施設という感がある。
Backcountry campは基本その場所まで徒歩でいくことが前提でありその設備は場所によってかなり違いがあるのだが、前述したとおり、泊まる場所がきっちり決まっているところ(designated site)と特に決まっていないもの(dispersed)の2つにわけられる。 いずれの場合も通常はpermitの取得が必要だが、半年以上前から予約が必要なところから当日にtrailheadで手書きで記入すればよいものまで場所によって様々な違いがあり、基本利用者によるimpactを軽減するための仕組みであるので利用者の数と公園の状況を鑑みpermitとcampの仕組みが決まっている。 Designated siteでは平坦に鳴らされたテント適地が用意されていて、大抵の場合トイレはあるがない場合もそんなに珍しくはなく、それ以外の設備はほとんどない。 Bear boxやbear poleのような熊よけや簡易シェルターなどをたまに見かける程度である。 水場は近くに有ることが多いが、必ずあるわけではなく、ない場合もしばしばある。またある場合でも特に管理されているわけではなく、単に自然の水場からそんなに遠くない場所にcamp siteをこしらえたということだけなのでfilterなどの浄水は自己責任で行う。 もちろん場所によって異なるが大概は十分に広い場所が用意されており、かつ区画もはっきり区切られていることが多い。 隣のテントの声や音が聞こえない・隣のテントの姿が全く見えないというのも珍しくない。 このためprivacyも十分に保たれる場合が多く、日本の山小屋の脇などにテントを張る感覚とはかなり違う。 また設備がほぼないということもあり、料金は無料なところが多くとっても一泊$5-10程度までである。ただし宿泊に対して人気の公園などでは予約のための手数料などはよく発生する。 はっきり言って訓練されたbackpackerにとっては非常に快適でのんびりできるつくりになっている。 時間が余れば一人でぼおっとするのもよし、隣のテント(結構遠いこともあるが)まで歩いていって世間話をするもよしである。
Dispersed campの場合はpermitで定められ、かつ常識的な範囲でどこに泊まっても良いということになっている。 ただしpermitに基づいたregulation(ルール)には通常campしてはいけない場所というのが定めてあるのでweb site等で事前に確認しておきたい。 またこれに加え常識=Leave No traceに定められている条項を守ることが基本義務付けられており、最低でもゴミは持って帰る・水場やtrailからは一定の距離をとるなどの注意を払うことが必要である。 実際日本と異なり、しっかりとした罰則規定があるのであまりナメた行動をしているとひどい目にあう場合もある。 backpacker初心者にとっては(ルールを守った上で)どこにでも泊まってよいと言われても一体どこにということになってしまうかもしれないが、意外にキャンプ地っぽく整地された場所がトレイルの近くに見つかることがよくあり、たいていは誰かが以前に泊まった跡であるので、そういう場所を利用するのが便利だしLeave No Traceの精神にも自然に従うことになるのでそういう場所を見つけたら積極的に利用するべきだし、少し慣れてくるとだいたいそういう場所がわかるようになってくる。 Dispersed campでは自然の真っ只中で周りに誰もいない(少なくとも自分の知る限りでは誰もいない)状態で一人で寝るなんていう冒険の中に飛び込むので人によってはとても魅力的に感じると思う。ただDispersed campingを許可しているNPSはそんなに多くない。 もしどうしてもDispersed campingがしたいという場合はBLM(Bureau Land of Management)やUSFS(US Forest Service)の公園を探してみよう。不安に思うようであればcampの経験値が足りないのかもしれないし、実際より管理されていない土地に踏み込んでいくことになるので経験や調査も含めたより多くの準備が必要なのだろう。 ちなみにDispersed campとStealth campはlegal/illegalという点に置いて大きく異なる。同じ場所でcampしてもpermitが必要な場所でpermitを持っていなければそれはstealth campとなる。 前述したようにしっかりした罰則規定があるので、Permitが取れなかったという理由でStealth campをするのはまったくおすすめできない。

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