
私の中ではアメリカを車で旅行することは日本で車に乗ることより遥かに楽なことなのだが、一般の人には何故だかとても敷居が高いらしい。 一度やってしまえば何のことはないのだが、やはり一度もやったことのない人にとってはそういうものかもしれない。個人的にはなんでも自分で予定が決められる変えられる車旅と違い、バスや電車などの公共交通機関を使うほうが時間通りにこないどころか容易に欠便になったりするし旅行中落ち着かないことこの上ない。こんな記事は旅行会社のsiteに山ほどあるのかと思うが、流れを追ってここでちゃんと説明してみるので参考にしてほしい。アメリカで運転する上での注意事項は前に書いたのでそちらを参照されたい。
a.)予約
ホテルなどを予約するのとほぼ変わらないので詳細は省きたい。Hertz, Avis等は日本語のホームページがある(というか日本だと自動的に飛ばされる)ので特に問題ないとおもう。
日本のレンタカーと異なり基本一日(24h)単位で値段が決まるので2時間乗っても、24時間のっても値段は変わらない。車種は値段を見た上でお好きなものを。4WDは便利だが、結局は非舗装道路では保険が効かないため止むを得ない場合を除き非舗装道路には行かないようにしたいので、レンタカーではそんなに意味がない。高額になってしまうが保険はみんな入っておいたほうがスムーズだ。クレジットカードの保険で支払うことである程度はカバーされる部分があるが、そうでない部分もある。飛行機の到着予定を入れる部分があるが単に大体の時間の目安とされるだけで飛行機が遅れたからといって特にadjustしてくれるわけでも何でもないのでこちらもあまり意味がない。航空会社・ホテル・カード会社等のクーポンがあると安くなるのでそういったものを利用している場合は事前にチェックしてクーポンコードを確認しておくと良い。年齢25歳以下の場合も注意。前回記事参照されたい。予約すると番号と値段・時間などの詳細が出ている予約表が出て来るしそれをメールで送ってもらうこともできるので印刷するなり、携帯に保管しておくなりしておくと現地で何かあった時に再予約などの手続きがスムーズに進みやすい。
b.) 空港からPick-up locationへ
空港で荷物をすべて受け取ったら「public transportation – rent a car」の標識を探してそちらに進む。小さい空港だとそのまま予約したレンタカー会社のカウンターに歩いていくのだが、大きな空港だと空港とレンタカーが置いてある場所が離れている場合が多い。この場合は空港の玄関口からrent-a-car station 行きのバスにのることになる。空港によってやり方が違っていることが多く、バスにのる場合でもレンタカー会社別々にバスが出ている場合とすべてのレンタカー会社まとめてバスで移動する場合があるので注意。まとめて移動のバスだと会社が違うと降りる場所がちがったり、またレンタカー会社固有のバスでも会員と非会員で降りる場所がことなる場合があるので乗る時にどこへ行くのか質問される場合がある。2分-15分くらいで基本無料。どのように行けばいいか心配なら事前に各空港のhome page等で確認しておこう。
c.)Pick-up
車を借りることで一番めんどくさい(敷居が高そう)と思われるのはこの部分だと思われるが、最近は誰でも簡単に年会費を払ったりpointをためなくてもprimaryの会員になれるようになってしまった。このため最初の一度はcounterに行く必要があるがprimary会員になってしまえば基本車へ直行し煩わしい手続きをする必要がないので、英語の苦手な方でも楽々pick-upできるようになった。予約したレンタカー会社のカウンターでなくガレージに進むとガレージ入り口に掲示板があり、あなたの名前とpick-upするべき車の場所の番号が表示されているので、それを確認し車のところまでいけばあなたの車がすでに準備され鍵もついている。駐車場出口に受付があるのでそこで免許証を見せれば見積もりと注意事項の書かれた書類を受け取るだけで手続完了だ。掲示板は人数が多い時間帯だと表示が数秒単位で切り替わったりするのでよく確認してほしいが、もし飛行機が遅れたりした場合は一旦保留扱いになるので掲示されていないこともあるのでその時はカウンターに行って手続きする必要あり。カウンターは大きめの空港だとガレージの中にprimary会員用のカウンターがあることも多いので会員になっている場合はこちらのほうが空いていて手続きが早いことが多いので「掲示板に名前がない」とか「今回会員として初めてのレンタルになるが」等伝えて前述の予約表を見せれば多分問題なく、pick upの場所を教えてくれたり、キーをくれたりする。あまり施設が大きくない小さな空港だと会員だとしてもカウンターに行って鍵をもらったり場合によってはpick-up場所まで係員に案内されるようなところもあるが、この場合も予約表さえ見せてあげれば特に細かい話は必要なく、スムーズにいくと思う。会員でない場合も予約さえしておけばカウンターにならぶ必要はあるが、基本予約表を見せれば、「Hi, I’m ooo、I have a reservation」といって予約表を見せて必要があればクレジットカードと身分証明書としてのパスポートそして免許証を提示すればキーがもらえ(前述のようにすでに車についている場合もあり)書類を打ち出してくれる。Thank youといってカウンターを立ち去る前に車の置いてある場所の番号だけはしっかり聞くなり、書類の上に書いてもらうなりしておこう。カウンターで手続きした場合、駐車場出口のゲートではもらった書類を見せればそのまま通してくれる。駐車場を一歩出るともうドライブ開始で特にもう一度止まる場所があるわけではないので、最初にエンジンを掛ける時にnaviなり地図なりが必要なら用意してからゲートへとすすもう。
d.) driving
前回および前々回記事を参照されたい。
e.) return
空港の場合、空港に近づいていくと「rental car return」の標識があるのでそれに従って進む。レンタカー会社ごとに行き先の場所が違ったり、建物が違ったりすることがあるので注意しよう。小さい空港だと階数が異なったりするだけの場合が多い。会社名と「Return」の看板に従って進む。各レンタカー会社毎のガレージに入ると係員がいるのでその合図に従って車を止める。停めたらエンジンをとめ鍵はつけたままにし、荷物をおろし忘れ物がないかチエックしよう。たいていそうこうしているうちに係員が来て名前を聞かれ、走行距離やガソリンの残量など確認し、最後にレシートを渡される。これで終了である。忙しい時だとなかなか来てくれないこともある。滞在中に事故にあったりして外傷が車にある場合でも特になにもなく進む場合が多い。もちろん後で別途請求されていたりするが。Terminal直結のガレージなら歩いてterminalへ、そうでなければ連絡バスなどで空港terminalへ進む。Terminal毎におりる場所が異なるのでどこのAirlineを使うのか乗車するときに尋ねられるのがほとんど。5分以上バスを待つことは稀であり、比較的スムーズにバスはくる。
f.) after the trip
請求書の金額が貰ったレシートと異なったり、追加請求されることが往々にある。よくあるのはFasTrackなど有料道路の自動徴収システムなどを使った場合で実費に加え手数料がとられることが多い。事故があった場合も小さなキズ程度ならレンタカー会社の保険の場合は処理済みで一般には追加されることもない。他の保険だと金額を請求する手続きが必要になり面倒である。なんにせよ一応金額は確認しておこう。金額に認識の相違があった場合、日本に代理店があるレンタカー会社だと頼りにはならないものの一応日本語で相談はできる。