Before entering National Parks

National ParkでもForest Serviceでもなんでもそうだが、こういった公園は一部をのぞいてほぼpublic land-公共の土地-であり、環境保護が大きな理念として掲げられている。つまり日本の国立公園とちがいお店やさんが立ち並ぶ佇まいを見ることはない。Grand Canyon等人気のNational Parkでは指定業者が入って宿やレストラン、お土産屋さんが一応はある。しかし、全体としてみるとこうした宿やレストランがある公園は例外的であると言えよう。ホテルが有るNational Parkもないことはないが稀な存在で、ホテルがない公園ではまずレストランはなく、お土産屋さんもない。Park Visitor Centerの多くは資料となる本やはがき・メダルなど簡単なお土産物を売っているbook storeが併設されているものが多いが、食料の購入はあまり期待できない。水のボトルくらいは概ね購入することができるが、それ以上の食料の調達となるとかなり疑問となる。自販機もほとんどといっていいほど見かけない。(州の経営するState Parkだと自販機はちらりほらり見かけることもあるが、National Parkではほとんど見たことがない。) さらにはホテルが有る公園でも混雑期の夏以外はレストランやお土産屋さんの営業がなくなる場合もよくある。またメインの移動手段である車に必要なもの-ガソリンスタンドもかなりレアであり、ホテルがある公園でもgas stationがない公園はある。つまり、National Parkに入る前には日帰りの旅行だとしても基本、水・食料・ガソリンは十分に準備しておかないと容易にトラブルになりかねない。アメリカに食料を持ち込むことは入国時に別のトラブルを起こすこともあるのであまり推奨できないので、やはり空港と公園の間でスーパーなどによってお買い物するのが手軽で容易な解決手段である。水のボトルは非常に安価だし、ハイキング用としては電解質を加えたsmart waterのようなものもある (特に普通の水と味は変わらない。日本ではやらないのは何故だろう?) パンとピーナッツバターなどのハイキング食はいつでも非常に役に立つが、クーラーボックスを購入したり・折りたたみのものを持ち込んだれすれば冷たい飲み物が楽しめるだけでなく肉や乳製品・野菜などを少しの間車内に保管することもでき、ハムサンド・ツナサンドなども簡単にできる。(「小さな」マヨネーズやマスタードを見つけるのは大変かも知れないが。) 氷はHotelなどのアイスメーカー以外にもGas Stationで容易に安価で手に入る。特に生鮮食料を買わず、飲み物やポテチなどがほしいという場合には駐車場が大きくてうっとおしいスーパーマーケットではなく、Pharmacy(いわゆるドラッグストア)がオススメだ。アメリカのドラッグストアはガソリンスタンドと並んでアメリカ人にとっては日本のコンビニのようなものであるといえる。日本から米国についた初日は時差ボケで疲れている場合が多いので初日は次の日からの観光に備えて買い物の日と決めておくのも無理がなくかつ時間をムダにすることが少ないと思う。ここでも事前の計画と準備が大切なのだ。休みは有効に使おう。

補足となるがOvernight Hikeが主な旅行の目的だと現地でstove用の燃料などを購入する必要がある。Gas Canisterは山岳用品店に行かなくてもWalmart, Targetなどの大手スーパーやHome depotなどのhome centerにより安価で売っている。田舎だとGeneral StoreやGas Stationにもおいてあることが多い。Alcohol燃料はGas stationまたはAuto Zone, O’Reilly, NAPAのようなカー用品店(Auto parts shop)でYellow heetという不冷剤を購入するとよい。成分はほとんどがメタノールで問題なく使用できる上、安価でサイズも手ごろだし入手性が非常によい(12oz 350mlで$2.29.)。HeetにはYellowとRedの2種類あり、Red Heetもアルコールなので同様に燃料として使えるが煤(すす)が大量にでるのでお勧めできない。Yellowを使おう。ライターが必要な方は前述のPharmacyで。

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