07/12/2019
Electrolyte drink
前回は尿の色を見ることによって脱水を防止しPerformanceの高い状態を維持する話をしました。 今回はどんなものを飲むべきかについて話をしてみましょう。 水分を失う過程においては、水そのものだけでなくNa, K, Ca, Mgといったミネラルも同時に汗として排出されほっておくと筋肉痙攣などを引き起こしたりすることもあります。 (more…)
National Parkのhiking bucket listをつくるならその一つに必ず入ってくるであろうtrailのひとつがこのAngels Landingである。
こんな場所には翼をもつ天使くらいしか行けないというところからついた名前で、長細いZion canyonが左に曲がる場所に位置し、峡谷内に垂直に突き出している平ぺったい切り立った一枚岩がこのAngels Landingを形作っている。
この岩自体は峡谷の高さより低いのでひどく目立つわけではないが、向かいのobservation pointからはこの場所がどうなっているのかよく見えるのでそちらのtrailも比較に登ってみると良い。
最初の2マイルはwest rim trailの一部で、この岩に取り付くためにwest rimをスイッチバックしながら登っていく。ほとんどの部分が整地されており登りが続くがこの部分は特に困難なtrailではない。
最後のスイッチバックを登り切ると開けた割と展望の良い場所に出る。ここがscout lookoutであり、West rim trailはここからwest rimの奥のback countryに続いている。
このscout lookoutからwest rim trailを外れ峡谷側に進むのがAngels landingへの道で、この広場からはどこを進んでいくのかよく見える。
ここからはもう0.5mileほどしかないが、これがこのtrailのhighlightといえる部分となる。
左右とも垂直に切り立った岩の縁をよじ登っていくのでどちらに落ちても1000ft(300m程度)真っ逆さまの落下であり助からない。
足を置く十分なスペースもあり、鎖等もしっかりしているので日本の平均的な鎖場に比べ難易度は高くないが間違ったらまず間違いなく死ぬという心理的プレッシャーはかなり大きいと言える。
実際、「えーっ、あそこまで行くの?」というのがScout lookoutからの筆者の第一印象でhalf mileに満たない長さとはいえ、ゲームでキャラが天国に昇っていくような階段でありなかなか非現実的な様相である。
このため結構な数の人がここまでとして引き返す。たしかに鎖場が初めてな人やサンダルで登ってきてしまったという人、高所恐怖症の人などはここまでにしておくべきかと思う。
こういう滑落したらfatalになる場所がfront countryのtrailとして、また容易にaccessしやすい場所(THから一時間ほど1000ft上がるのみ)に作ってしまってあるのもUS hikeの魅力の一つであることは間違いないが
文字通りfatalな事故が発生しているのも事実である。どうも統計がはっきりしないがZion NPの100年近い歴史の中(1926年に本trailは作られている)で15人以上がAngels Landingで滑落し死亡しているが、2004年から2018年の間に8人の死者が出ており、近年観光客の増加に合わせて非常に増加しているようだ。
今年2018年にも13歳の女の子が2月に滑落死している。天気もよく風も強くない日であったそうだ。
もちろん、雨や雪、氷で滑りやすいとき、またふきっさらしなので風が強いときなど天候が悪い時はまったくおすすめできない。
現在は短いDay hike trailでもありPermitは必要とされていないが、観光客・死者ともにさらに増加傾向なのでYosemite Halfdome同様近い内にPermit制になるのではという噂がある。
危険を冒さずtrail自体を楽しむのなら少し距離が長くなってしまうのだが前述のobservation pointへのtrail(片道4mile)ここまで危険のある場所はなく景色もなかなか良いのでこちらがおすすめと言える。
First visited: June 2010
Length: 片道2.4mile
Configuration: go-and-back
Difficulty: Moderate-strenuous Scout lookoutまでの約2mileは登りはそこそこ急だが短いのでmoderate。最後のhalf mileは短いが滑落の危険が大きくstrenuousとした。NPSのfront country trailでは最も危険度が高いtrailだと思われるが、鎖はしっかりしており日本で鎖場を経験していれば特に大きな問題はないかと思う。短い人気のtrailなので人が多くpressureを感じてしまうが日本の鎖場はもっと混み合っているところはいくらでもある。
Traffic: Zionに来た人の大半はこのtrailにやってくる。早朝から夕方までShuttle busが運行している時間は人が絶えない。Scout lookoutですらたどり着けないレベルの人もたくさん登ろうとしてくる。
Scenery: 終点はZion Canyon に突き出した細い平均台のような場所なので足元含めすべて展望台の上にいるようなもの。とってもgorgeous.
Access: Zion CanyonへはShuttle busが運行されている期間中は一部の例外を除き車で入ることはできない。一般に3月から11月はShuttleが運行されるしこれに加え最近ではChristmas等混み合う休日もshuttleが運行されている。詳細なScheduleはNPSに確認しよう。Shuttleには2種類あり、VCからZion canyon(園内)へアクセスするもの。ホテルが立ち並ぶSpringdaleからVCに向かうものの2つでありいずれも無料。Zion VCの駐車場が一杯になるとSpringdaleの駐車場をつかうことになりホテルからのアクセス同様VCでのshuttle busの乗り換えが必要になる。VCからAngels landingのTHに近いGrottoのbus停までは15-20分程度。バスは7-10分間隔で運行されている。(すぐに次が来たかと思えば20分次が来ないこともしばしばあるが)始バス、終バスの時間も時期によって変わるのでこちらもNPSへ確認されたい。混んでいるのが嫌なら始バスがくる前にtrail headまで歩いていこう。
Zion NPについてはこちらも参考にされたい。
Maps: http://www.nps.gov/zion/
Hawaii島(big island)の山というと観光的にはMauna Kea(13808ft-4209m)が有名だがその南にあるMauna Loa(13678ft-4169m)は40m程度低いが実は質量・体積とも世界最大の火山であり、こちらも有名なKilaueaとならんでHawaiian Volcano NPの中にある。アクセスの簡便性が良いMauna Kea, Kilaueaとは異なり訪れる人も極端に少ないが、頂上火口は圧倒されるほど大きく一見の価値がある。Kilaueaと同じく粘度の低い溶岩により構成される火山であるため山体はとてもなだらかであり、高い山という感じがしないし、実際登っていても非常に緩やかな登りが続く。
1980年台までは火山活動がみられたが活動はKilaueaへと移ってしまっているようで今後火山活動が起こる可能性は小さそうだ。とはいえ、活動が終了して間もないため、溶岩や火山岩などの火山堆積物もあたらしくまた高山であることもありtrailを通して動物・植物ともほとんどみかけることがない非常に静かな山である。登山口としてはKilaueaに近い公園側にも2箇所(こちらも1車線のMauna Loa Rd.を15mile進み、Mauna Loa Lookoutから19.6mileで7000ft登るMauna Loa Trail、もうひとつは非舗装のAinapo Rdを8mile進んだ後、15mileで8000ftを登るAinapo Trail)があるが、いずれも距離が長くday hikeでの往復は難しい。今回紹介しているMauna Loa Observatory trailは6.4mileでtotal gain 2500ftと日帰りルートとして使うことができる唯一のルートとなる。
Observatory(気象台)の手前にある4-5台ほどが駐車できる駐車場脇にtrail標識がありまずは非舗装道(砂利道)にそって歩いて行くが、すぐに次のtrail標識があり、ここで山頂方向に左折し、砂利道をはなれ岩の上に上がりtrailにはいる。基本ケルンを追うように進んでいけばよいのだが、岩の上は踏み跡もはっきりしないこともあり途中不明瞭な部分も多い。また周りの景色に特徴もあまりなく、登りの勾配がゆるくてどちらが頂上なのかわかりにくいこともあり見通しが良い割には意外に迷いやすい。ただ車両用と見られる砂利道はさらにゆるやかに登るため遠回りになるが起点をはじめ、何度かtrailとcrossしており、最終的にはtrailと合流するので迷ったときは見渡してこの砂利道を探すと位置が把握しやすい。半分程進んだところでKilauea側から登る他の2つのtrailと合流するようになるとほぼtrail道ははっきりとしてくるのでそれ以降は迷うことはないだろう。この交差点から2mileほど南西のMauna Loa Trailを降りるとcabinあり。(利用にはpermit要。予約不可。前日または当日Backcountry officeで入手する) 急に視界が広げ巨大な火口跡を目にしたところまでくると頂上はすぐそこ。頂上に特に標識がないが、大きな岩のケルンがあるのでpeakであるらしいことはわかる。向こう側にもうひとつpeakっぽいのがあるが手前のほうがpeakのようだ。もう少し先にもうひとつpeakのような頂がみえるが、地図上では手前がpeakらしい。Trailの延長でそちらまで行って火口の眺めを比べてみても良い。帰りはtrailの右手前方に出発地点に近い観測所が見えるがtrailはそちらへは進まず左の方に下ってから右へ下りていくことになるので焦って道を間違えないように。隣のMauna Keaに登るのは車で行けるため、ツアーもたくさん出ているが是非こちらの山に登ってその大きさを体験してほしい。
First visited: May 2016
Length: 片道6.5mile
Configuration: go-and-back
Difficulty: Moderate-strenuous 10,000ft(4000m)超えの場所を歩くので特にきつい登りはないが、高山病に注意。Total gainは2500ft程度。Trail表面は硬い土・岩の上、砂利の上、ごつごつの溶岩の上などの岩っぽくなっている。カバーはまったくなし。もちろんtrail headも含め補給可能な箇所はなし。厚底やmid-cutやhigh-cutなどプロテクションのしっかりとした靴が有利。特筆すべき危険箇所はないが、全体として鋭い石の上を歩いているために転倒しないように十分注意されたい。Total 2500ft(700m)ほどの登りだが、急なところはない。
Traffic: ほとんど見かけない。動植物もほとんどおらず、風の音だけが響く静かなtrail歩きが楽しめる。
Scenery: Mauna Keaの眺めが見事。また頂上での旧火口は圧巻。40年前はどんな光景だったのであろう? Lava flow跡等もはっきりとわかる。 山が平らなこともありまたハワイは雲が多いので下界の眺めはいまひとつ。
Access: ハワイ島(big island)のほぼ真ん中を東西に走るsaddle road(200号線)のほぼ中央からMauna Loa Observatory Roadという細い道へ入る。ちいさな標識だけで信号はないので注意。
この分岐からtrailheadまでは舗装されているが擦れ違いが難しい幅の一車線道路が18mile (30km)ほど続く。すれ違う場合は道路の外にはみ出ても大丈夫な部分をなんとか探すしかない。
またアップダウンがかなりあり見通しが効きにくいので気をつけて警笛でも鳴らしながらゆっくり走る必要がある。この苦しみが30分以上つづくのが結構つらい。観光地Hawaiiということもあり、興味本位で入ってくる車もあるので全く車がいないと思っていると大怪我をする。観測所の手前で舗装道路が終わっており、そこに3-4台程度車が止められるコンクリートのパッドがあるのでそこが駐車場である。遅い時間に行くと対向車は来るわ、駐車する場所がないわで困ってしまうのでなるべく早い時間に行こう。距離はないが道が道なのでヒロから2時間程度、コナからだと2時間半ほどかかる。
Season: all season 季節ごとの気温の変化の幅はほとんどない。冬は雪があることもあるようだが稀らしい。4000m超えであるのでもちろんビーチ周辺と20C程度の温度差はあるが多くは雲の上に出てしまっているので雨に合うことも少ない。風さえなければ一年中快適なhikeが楽しめそう。
Maps: http://www.nps.gov/havo/
現在11あるNational Scenic Trailのひとつである、Florida Trail はMiamiの西、Big Cypress National Preserveを南端とし、フロリダ半島を縦断する1000mileを超えるlong trailだ。 個人的には蚊だらけの湿地帯を延々と歩くのは想像するだけでかなり滅入って来るのだが、トレイルの最西端となる部分は湿地帯を抜け出し、メキシコ湾に沿った細長い島(Santa Rosa Island)を50mileほど歩くことになる。 島の幅は0.5mileもないので、基本左右どちらかには海が見える白砂の上を歩くこともしばしばである。 またこの島の大半はGulf Island National Seashoreという国立公園の一部であるが残念ながらこの部分の国立公園内にキャンプ地はない。(国立公園外にキャンプ地はある。 またGulf Island NSは他の場所にキャンプ地がある。 特にPeriod Keyのキャンプ地は人が少なくてオススメです。 水場も含め本当に砂と海以外なにもないけれど。) 公園でない部分はリゾート化していて少々歩くにはうざったいかも知れないが、最後のFort Pickensまでの15マイルほどは国立公園の敷地内で気持ちよく歩くことができるが、multi-use trailでもあり、MTBの方が楽しめるかもしれない。 ただ砂浜の上を歩くのは少しであればかなり気持ちもいいが、2マイル、3マイルと距離を重ねると嫌になってくる。 濡れているところは締まって歩きやすいものの、乾いた砂の上は本当に体力を使う。 また海に近づき過ぎるとぼーっとした時に足を濡らしてしまうし。 濡れているところを探しながら歩くにも飽きると、内陸側にトレイルを探す。 内海側は眺めは悪いものの砂も深くはなく少し快適。 風も細い島とはいえ外海側とはかなり違う。 問題は内海側は海岸線がうねっている上に人工物が多くて明らかに遠回りになってしまうこと。 また道路沿いは国立公園内でも飛ばしているクルマがいてかなり危険だからおすすめできない。 最後の5マイルほどは半島部が広くなっていて、固めな土の上を歩けるし、少し背の高い木の下で影になるところもあり、すこしと海の眺めとは遠ざかってしまうのだが、ほっとできる。最後まで歩くとFlorida trail 起点を示すちいさな標識があり、ちょうどFort PickensのVCがすぐ左手に出迎えてくれる。
Length: 国立公園入口の看板からFort Pickens のVCまで15マイルほど。
Configuration: Out-and-back Florida Trailの一部。(最西端)
Difficulty: Moderate ほとんど砂地。平坦。ほほカバー無し。
Traffic: lots of car on paved road (日本の基準だと時々車が通る程度)
Scenery: 白砂海岸、海、昔の要塞、砲台
Season: winter (夏は2マイル程度なら。)
Access: Florida Panhandleの先っぽに位置するので、Mobile, ALやNew Orleans, LAからのほうがアクセスが良い。New OrleansからI-10で東へ200mile。Pensacola, FLに入ったらビーチを目指して南下するだけ。 4時間ほど。
Maps: http://www.nps.gov/guis/
NY州というのはNYCばかりが注目されるので意外と気がつかないが、そこそこ大きな州で北部はかなりの豪雪地帯である。 Lake ChamplainはそのNew York州とVermont州境沿いに横たわる南北に細長い湖で最北部は国境を超えCanadaに入り込んでいるので、地図を見るとこんなところまでNYなんだと感心したりする。 Missisquoi National Wildlife Refugeはほぼその国境近くのVermont側に位置しており、またChaplin Valley National Heritage Areaの一部を担っている。 NWR(National Wildlife Refuge)は野生生物保護のための地域であり、その性質上野鳥を中心に多くの野生動物に出会える機会が多い。 このBlack creek & Maqual creek trailでも沢山の野鳥に加え、ビーバーなどを見るチャンスが有る。夏の終わりに訪れたのにもかかわらず、その北にある位置のせいかまるで新緑のトンネルを通っているかのようで、浮き藻に覆われた川の表面が美しかった。
Length: 往復2.2mile 東側がMaquam creek trail, 西側がBlack creek trail。分かれているところはそれぞれ0.3mile程度。
Configuration: balloon baloonというより串状に真ん中辺ではふたつのballonがくっついており、最初と最後は1本のトレイルになっている。2つのcreekの間を湖に向かって歩いて行く。残念ながら湖までは伸びておらず、2つの川が合流した地点が終点である。
Difficulty: Easy 土、砂利、木道。全く平坦。trailの出だしはカバーがないが、線路を超えた後は森のなかを歩く。ほぼカバーされている。
Traffic: ほとんど人はみかけない。
Scenery: 森、川、湖、野鳥、ビーバーダム。
Season: winter以外。
Access: New York CityからHudson川を延々と北へ向いCanada国境にぶち当たったあたりにある公園である。Montreal, Canadaからの方がアクセスが格段に良い。Boston, MAからI-89, NYCからはI-87を北上だが5-6時間はかかる。I-89だと国境手前8mileくらいでExit。湖にむかってSR78を進む。公園敷地に入ってすぐ左側に駐車場。
Presidential Traverse(以下Presi)はNew Hampshire州のwhite mountains山脈のアメリカ歴代大統領の名がついた山々を縦走するルートであり、Apparatchian TrailのNH州の核心部でもある。 厳しいDay Hike コースとしても有名であり、歩きごたえ十分のtrailだ。Trail 長は約20mile(30km)とDay Hikeとしては長めで、最高点であるMt. Washingtonは6288ft(1917m)と非常に高い山と言うわけではないが、Madison, Adams, Jefferson, Washingtonといずれも2000mに満たなくても堂々とした山が連なるコースであり、この登り降りのため累積標高差は9000ft(2700m)にもなる。また標高差に加え、カバーのないroughな火山岩や岩場の上を歩く部分が多くたとえ天気が良くてもかなりの負担を足に強いる。すなわち数値に表れない厳しい部分の多いtrailであり、たかが低山の30kmではない。さらにこのtrailがtoughだと言われるのはコース自体よりも荒れる天候のためで、たった6000ftとはいえここはアメリカ北東部では最も標高が高い地点で森林限界の上であり夏でも吹雪になったりHurricane並の強風が吹いたりすることもある。実際、私が行ったときも午前中は最高の天気だったが、午後にあっという間に黒雲に覆われかなりの雨と風が来た。幸いMt. Washingtonの頂上には気象観測所がありreal timeでの天気を配信していてくれており状況はつかみやすい。またこのコースは冬季にはhikeでなく明確にmulti-dayの登山になり、日本の谷川岳同様結構な死者数がでている。もちろん夏季であっても突然の天気の急変に備え、しっかりとした雨対策はもちろん寒さ対策、それに火山岩の上をあるくことに備えそれなりの靴(ソールがしっかりとした靴を選ぼう)が必要である。とはいえ、ここはかなりpopularなコースで、アクセスは容易だし、USでは珍しくコース上に避難場所がいくつかある。これにはApparatian Mountain Club(AMC)の存在によるところが大きく、White mountainsを通るAppartian Trail沿いに10軒の宿泊施設とそこからtrailheadまでをつなぐshuttle busサービスを提供している。Presiのルート上にもMadison Spring HutとLake of the cloud hutという2軒の山小屋があり、宿泊しなくても水、トイレ、食事などのサービスを受けることができる。日本の山小屋とは異なり、水、トイレは無料(もちろんチップを置いていくべきではあるが)で実際に泊まる機会はなかったがなかなか快適そうに見えた。また厳密なルートからはそれることになるがCrowford passのtrail headにはHighland Centerというhiker向けのhotelもありここは車でのアクセスもよく、シャトルも立ち寄るためhikeの前泊または後泊にオススメの施設である。(実際にはMizpah Spring Hutという山小屋もPresiの上にあり、ここを加えるとroute上に3軒の山小屋がある勘定となるが、コースの取り方によって通過しない。) 山小屋の他にもほぼ中間点となるMt.Washingtonの頂上にはレストラン・売店・トイレなどの観光施設があるため、ここでも水・食料が補給できる。(山の頂上でボッタクリ値段かと思ったがそうではなく普通の値段だった。) ちなみにこの頂上に上がるには徒歩でtrailを行く以外に3つの方法があり、ひとつは車で7.6mile 1400ftを上るMt. Washington Auto roadであり、$30ほど通行費がかかる。Hiker用のshuttle busもあり、いざというときのEscape Routeとしても使用できる。もうひとつはCog trail(汽車)でありtrailから見ていてもこの汽車が急坂の線路を登っていく姿は精悍だ。こちらは$70とさらにお金がかかるが、あの坂を登っていくのは楽しいと思う。この2つの経路はそれぞれ山の東側と西側に分かれて降りるのでいずれかのtrail headに戻るのに選択肢が増えることになる。AMCのShuttle serviceは残念ながら便数はそれほど多くはなく予定を合わせるのにあまり選択の余地はないが、一応空席があれば予約なくても乗ることができる。私の場合、歩いているときにShuttleの時間に縛られるのは嫌だったのとなによりも夜明け前から歩き始めるためにHighland Centerに前泊、そこから北側のtrailheadに当日車で行き、そのまま車を放置しtrailを経てHighland Centerまで歩いた。そして翌日ゆっくりとshuttle busに乗って車を回収した。アメリカではなかなか公共交通機関でtrailheadに行く、戻るということができる場所はないが、ここは数少ないそういったことができる場所だ。通常はMt Adams -> Jefferson -> Cray -> Washignton -> Monroe -> Franklin -> Eisenhower -> Pierce -> Jacksonと北から南へ行くコースが一般的でこの場合はMt. Washingtonを過ぎると特筆すべき上りがほぼないので後半心が折れることなくfinishできる。ATはtraditionalな北上ルートだと逆コースであり、またMt.Adamsについたあと、Pinkam notchへと今度はPresiを巻きながら南下していくことになるのでこのDay Hikeコースより緩やかに登り降りするが距離はちょっと長くなる。ちなみにPincam notchにはここにもAMCのlodgeとVCがありhikerの補給基地となり、単独でMt. Washingtonだけを登るならここのほうが良い宿泊地となる。
Length: 19.9mile Mt.Jacksonには寄らなかった数字。Mt.Jacksonを経由した場合4mileほど増加する。
Configuration: point-to-point Day hikeの場合、南はCrawford PathであがりMt Pierce近くでATに合流。北はAir LineやValley WayでMadison Spring Hutを目指して上がるのが一般的。Difficulty: Extreme 距離で見るより厳しい。山小屋やEscape Routeなど結構逃げが効くし、hikerの数も多いので大変だが経験豊富な方なら特に問題ではないと思う。森林限界を出ると火山岩の上を歩き、下部でも結構岩が多いので下からの突き上げに強い靴がよい。一旦森林限界に出るとほぼまったくカバーなし。Peakは結構迂回可能でどのpeakにも登らないという選択も可能。この場合、累積標高が3000ftくらい減るかと思う。
Traffic: Mt. Washington周り(特にMt.WashingtonとLake of the Cloud Hut間)は車やCog trailで上がったHikerもいてかなり賑やかだ。その他は静かだがぽつぽつと歩いている。途中のHutに泊まり1-2泊という人が多い。
Scenery: White Mountain range, Some lake ponds, Cog train
Access: White MountainsはBoston, MAから北に150mileほどI-93, US3/302を使って車で3時間程度。Shuttle busをうまく活用するためには前述のAMCの宿が便利だ。宿は大部屋などもあるのでhitch hikeの段取りができるかも。Trailheadは北側はUS2沿いに南側に大きな駐車場あり。(Valley Way trail headとしてshuttle stopでもある。) 南側はAMC Highland centerまたそのすぐ南にある鉄道駅(Conway Scenic Railroad – 夏季のみの観光列車。Cog Trainとは別物)あるいは北側にあるhiker用駐車場。
Season: 季節というより、天候が大事。Day hikeでならやはり日の長い時期が必須といえる。私がいった8月だと時間の余裕が十分でなく少し忙しかった。日の出の一時間ほど前の真っ暗な頃にtrailに入って夕方日の入りまで一時間もない頃にようやくtrail headにたどり着いた。ちょっと迷ったら間違いなく真っ暗になるだろう。幸いこの日は霧等も濃いものはなく道に迷うこともなかった。
Maps: http://www.nps.gov/appa/ AMCから出ているWhite Mountains Trail Map – presidential range – $10程度 が使いやすいしAMCのlodgeにも売っているので便利。
Washington DCから北西に一時間半、Maryland州北中部、Blue Ridge Mountainsの北東の端に位置するNPS unitがCatoctine Mountain Parkである。 がCatoctine Mountain は2000ft (600m)に満たない山でしかも山のpeakはこの公園内にはない。そもそも低く手入れか行き届いた山なのでどこかのpeak huntという感じではなく、小高い丘を上り下りする軽快なtrailが公園内に張り巡らされている様子となる。Trailは大別すると東と西に分けられ、西側のほうが静かで長めだが、今回歩いたのは東側のtrailをすべてまとめたような8mile loopで東側の3つのvista point、2つの巨岩と1つの滝をすべてめぐることができる。5月初頭に歩いたがまだ新緑の季節の前で芽吹いている木も少なく見通しはよく、vistaからの眺めも標高が低い割にはまあまあ良好だった。 山の保水力が強いのか東西の上り下りではtrailが細くなってくると川の様に水の流れをともなっている部分が多く雨の後は注意が必要かも、ただ危険な場所は特にはない。
Length: 一周 8.4mile Cunningham fallへの往復とhog rock nature trail一周を含む。寄り道しなければ7.3mile程度。
Configuration: loopだが、ほんの0.2mileほどなので西端で一旦trailからはずれcuningham fallsへ行くとよい。この滝へのtrailはNational Parkの敷地から離れ、Cunningham falls State Parkの中にある。キャンプサイト以外でのキャンプは禁止。
Difficulty: Moderate- strenuous 長めの距離でupdownもあるが、急な上り下りはない。total gain 2500ft。 土のtrailだが岩多し。trailは一部水の通り道となっていた。カバー率70%程度。
Traffic: trail headが多く、通しで歩く人は少ないと思うがそこそこ人は見かける。南部の道路沿いは車の交通が多めで少々騒がしい。
Scenery: Blue Ridge mountain range。巨岩。滝。
Season: winter以外。冬は適度の積雪しているかも。
Access: Washington DCから北に70mile。一時間半ほど。Thurmont, MDまではI270とUS17、ThurmontからSR77を西へ2mile。看板右折してすぐ右がVCの駐車場。
Maps: http://www.nps.gov/cato/
NYCからHudson川沿いにNY州を遡るルート沿いにはたくさんの史跡があるが、それが一番集まっている場所がHyde Parkである。ここには3つのHome of Franklin Roosevelt NHS, Vanderbilt mansion NHS そして Eleanor Roosevelt NHSという3つのNPS unitがある。この3つのunitはそれぞれ2-3mileの距離をおいて離れているが、Hyde Park walkabout trailといわれるシステムがtrailでこれらを結んでおり3つのparkを歩いて楽しむことができる。 Home of Franklin Roosevelt NHSからVanderbilt Mansionに行くのはHudson川沿いでのんびりと川沿いの丘陵を川の眺めを楽しみながら歩けるし、ここで紹介するfarm lane & top cottage trailは川沿いからは離れるがHome of F. RooseveltとElenor Roosevelt NHS(Val kill)を繋ぎ、さらにはそのtop cottage (山上別荘のようなもの)まで上がっていく、こちらものんびりとした歩いてこのparkを楽しんじゃおう的trailである。 Farm lane trailはメイン通行部分を自転車道と共有しているが、静かに歩行者のみのコースも選ぶことができる。どちらを通っても林を抜ける平坦なコースである。Farm lane trailとtop cottage trailを繋ぐ部分は車が通れるVal killの駐車場までの砂利道となっているが池とその向こうに見えるVal killが美しいhighlight部分でもある。Val killからさらに森の深くに入り緩やかな坂を少し登って行くとやがてtop cottageにつく。Cottage内部は時間により見学することができるが、通常はtourのみのためあまり見学者もおらずひっそりと静かなtrail歩きがたのしめる。無粋にも警備のパトカーなどが止まっていたが、ここはまだNYCからbus tourなどでこれてしまう場所だけにある程度は仕方がない。
Length: Roosevelt farm lane (片道1.8mile 歩行者専用trailにはいると2.4mile程度) top cottage trail 片道1mile
Configuration: Roosevelt farm laneは行き帰り違う道を通って中膨らみのballon。top cottageはgo-and-back
Difficulty: Easy Roosevelt farm laneはほぼ平坦。本道の自転車との共用部は細かい砂利道。歩行者専用部分は土のtrailとなる。top cottage trail は多少の登りといっても1mileで100mも登らない。Val Killの入口近くをのぞけばゆるやかにカバーされている。
Traffic: Roosevelt farm laneは自転車が時々通るので注意。Val kill側は静かなtrail。
Scenery: Val Kill, cottage, 森林歩き
Season: 多雪地帯なので冬季は積雪多く閉鎖になることもあり。
Access: New York CityからHudson川を90mileほど北上したところにある公園施設がHyde Parkとなる。車で2時間程度だが、Shuttleバスも出ているのでNYCからの1日観光も可能。車で行く場合、Hudson川沿いの町Pougkeepsieを目指し、さらにUS9またはUS9Gを使いさらに北へ4mileほど。Farm lane trailはUS9とUS9Gを繋ぐようにできており、両端には大きな駐車場があるのでそこに。
Maps: http://www.nps.gov/elro/
Georgia州といえばApparatian Trailの起点を思い浮かべるhikerが多いと思うが、他にも山程素敵なtrailはある。その中でも珠玉の一品と言えるのが、Floridaとの州境に近く大西洋岸に張り付いたほぼ全土が国立公園(Cumberland National Seashore)であるCumberland島にあるtrailだ。 湿地帯で歩けない部分を除けば南北15マイル幅2-3マイルほどの手頃な大きさの島で唯一南北に道路は走っているものの、本土と道は繋がっておらず、公共のフェリーでは車両の運搬はできないために少数の住民とNPSのツアー程度しか交通はなく、その他は全長50mileに及ぶhiking trailのみで景色も素晴らしいまさにhiking天国の島といえる。 なんの集計であったか忘れてしまったが、national park top 10 trailのひとつにあげられていたこともあった。 島中央、本土側の部分に若干起伏がある部分があるが大したことはなく、ほぼ平坦な美しいtrailで、朝夕の海岸沿いは絶景、雨が降っても緑が映えtrail自体の景色が美しい。 海岸沿い、緑に覆われた熱帯雨林地帯、低木の多い砂地などの対象もきれいで歩いていて飽きない。 島南部には遺跡もあり、hikeが終わった後での散歩に最適だ。野生生物もふんだんに見かけられ、またVirginia-Georgia間の大西洋岸の島には野生の馬が生息しているのだが、この島にもかなりの数がいるようでhike中に何度か見かけた他、夜camp中にほんの近くにいる気配を感じた (就寝中だったので姿の確認はしなかったが・・・)。 かわうそのたぐいも何度か見かけた。 またGeorgia州では有名な害虫Sandflyも生息しており、特に朝夕は活動が活発になるため、油断しないように。 ひらひらとちりのように舞うので虫かなと気づかないほどなのだが、刺されると1周間以上にもわたって腫れかなり痛い。 Camp Siteは5箇所あり、事前予約が必要。Ferry Dockから近い2箇所はfront-country camperのためのdeveloped camp site。奥の3箇所はbackcountry sitesになっているが、一番奥のBrickhill Bluff以外はこじんまりとしたsiteで2-3パーティ程度の規模。Back Country camperには島に到着後オリエンテーションがあるので勝手に出発しないように。 このOrientationの最後にbackcountry permitの発行となっていて、これを受け取って初めてCampに出発できる。 水場は主にCampsiteの近くに配置されているが、2箇所を除き浄水必要。 Brickhillの水場は特に問題なかったが、Yankee ParadiseとHickory Hillの間の水場は硫黄臭かったので、Plum Orchardの水道まで水汲みに出かけるのがよいかも。 島で自転車を借りてbike & hikeでday hikeも可能だが、朝夕の絶景を見逃すのはもったいない。 小さなクマなどもいない島だし、いままでcampの経験が無かったり、frontcountryでしかcampしてなかった人などに1泊あるいは2泊しての島一周などは初めてのBackcountry hike入門編としては最適な環境であるかと思う。
Length: 島内を大きく一周すると40-50マイル程度。
Configuration: Parallel Trail という舗装道路と平行に走るtrailが一番長いtrailだが、どのtrailもしっかりしていて標識もはっきりしているので、まず迷うようなことはないだろう。 地図を見てぐるりと一周してまわれる。 ただし北端部分は公園内であっても個人所有なので進入することができないようになっている。
Difficulty: Moderate 一応距離もあり、多少premitiveに見えるところもあるので、moderateとしたが、海岸を除けば結構固く締まった土。平坦で歩き易く、それぞれの短いtrailはeasyと表記したい。 大西洋側の砂浜と島北部、および道路沿いはカバー無いが、他のトレイルはほぼすべてカバーされている。
Traffic: lots of car on paved road (日本の基準だと時々車が通る程度)
Scenery: 白砂海岸、海、昔の要塞、砲台
Season: 秋後半から春まで。ほぼフロリダなので夏は蒸し暑く、ベストシーズンは冬。虫は一年中いるので対策要。
Access: Jacksonville, FLから北に40mileほどのSt. Mary’s からpassenger ferry(人だけ。自転車も可だが、trailの走行は許されていない。島を南北に走る舗装道でのみ使用可)で渡る。宿泊しない場合には特に予約等不要。Day Hikeまたはtramによるツアーもあるので日帰りでもそれなりに楽しむことができる。ferryは混んでいてもそのほとんどがfront country camperなので心配無用。一応、島にはホテルがあるが、一般人の泊まれる値段ではない。
Maps: http://www.nps.gov/cuis/
Kenai Fjord NPといえばMain ActivityはSewardからのferryによる氷河巡りになるが、船から見た氷河群を実際手に取れるほど近い場所で見たいとなれば、このhikeがお勧めとなる。 Sewardの港から北西に20分ほどドライブするとExit Glacierという氷河にたどり着く。 Exit Glacierの先端へはVisitor Centerから歩いて30分ほどの氷河が年毎に後退する様子を感じることができる穏やかなhikeであるが、この氷河の先端から氷河の根本へとずーっと上に登っていくのが、このHarding Icefield Trailだ。 このtrailは4mileで3000ft(1000m程度)近い上りとなるため、かなりのよい運動になり、Front country trailとしてはかなりハードな部類に入る。 とはいえ日本の山々で鍛えている諸氏からみればかなりきちんと整備された交通量の多いtrailなのでそんなに苦にはならないと思う。 しかし、てっぺん付近まで行くとicefieldの名の通り、氷河の上の吹きっさらしであり、訪れる時期によってどこから雪上歩行になるかはわからないがそれなりの準備が必要となる。 私の場合はほぼ8月も終わりだったが最後の1mile近くから雪の上を歩く箇所が増えていき、最後は真っ白な平原にたどり着くこととなった。 また長めのhikeになるのでAlaska自体大変天気の変わりやすい土地柄なことをしっかりと頭に入れておく必要がある。 ただし日が長い夏のアラスカでは昼過ぎに登り始めても夜9時ごろまで明るくてhikingの自由度は高い。 軽装でhikeしている人も多いが、そういった人は大抵は頂上まで行かず、自分が疲れたなとおもったところでごろごろと日光浴を楽しんだりする。 みんなが頂上までどうしてもいかなくちゃみたいな日本人的mentarityではないので、上まで行く気ならそれに引きずられないようにしたい。 (あるいは無理をしないでキチンと引き返すように。) アメリカの中では比較的距離の割に高低差あるtrailでExit Glacierの先端部を下から上へ眺めるように平行して上がっていくことになる。 上まではとてもという人もAmericanのように行けるところまで行ってよい眺めを楽しむことができるtrailである。 雪が出たら引き返すなどという考え方で登っていくのもありだと思う。 trailから離れる必要あるが、campを張ることは認められているのでtent泊は可。 ガイドが欲しい人にはrangerと一緒に上がるツアーの企画もある。
Length:導入部となるExit Glacier View Trailも含めると片道4.5マイルほど。
Configuration: Out-and-back
Difficulty: Strenuous マイル毎にほぼ1000ft(約300m)、totalで1000mほど登る。
Traffic: 下部は結構busyだが、上がるに連れかなり人が減る。 それでもUS trailとしてはcrowded.
Scenery: 氷河、雪原、山登り、熊、white Goat
Season: summer only
Access: Alaskaの中では アクセスしやすいNational Parkで Anchorage から車で南に2時間半ほどの港町、Sewardが玄関となる。Anchorageから行くとSewardの街に入る3mileほど手前、川を渡る直前でHerman Leirer Rd右折して山の方へ上がっていく。途中に大きなリゾートホテルがありここに泊まると街へのshuttle busなどがあり便利。さらに進むと次第にExit Glacierが姿を表し、突き当りがVC。Swordから12mile、20分。
Maps: http://www.nps.gov/kefj/
North Cascade National Parkは大義には3つのNPS site(North Cascade NP, Los Lake NRA, Chelan National Recreation Area)が合わさって構成されており、また隣接するMt. Baker National ForestやOkanogan National Forest等山・森・湖と広大なWashington州の北部を大きく占めている。 北上ルートではPCTが通過する最後のNPS unitとなるが、PCTだけでなくhikeの場所はそれこそ無数にみつかるので徒歩だけでなく、bikeで通行が可能なtrailも大量にあり、まさにoutdoor paradiseな地区でひとつのlong trailを追うのは実にもったいない感じすらする。 実際Blue Lake Trailは事前に計画していったtrailではなくlake Chelanの対岸に渡るための時間調整のため、たまたま立ち寄ったtrailだったが手軽に歩ける上、美しい湖が大変魅力的ですごく気に入ってしまったので、厳密にはNaoth Cascade NPの園内ではないがここに取り上げた。 公園内の2つの大きな湖であるRoss LakeとLake Chelanの間にWashington Passと呼ばれる眺めの良い峠があるが、そのすぐ西にrainy lakeと並んだ美しい青く光る湖へアクセスするtrailである。 Washington Passからもよく見えるLiberty Bell MountainsはRock Climbの名所だが、その山々をbackに青く輝く湖はなんとも美しいのでぜひ立ち寄ってほしい。 ちなみにRainy Lakeへのtrailは1mileにも満たない平坦な車イスでもアクセス可能な短いトレイルだがこちらの湖もまた美しい湖でPCTのpathとも重なっているのでそちらも忘れずに見ておきたい。
Length: 2.4mile (one way)
Configuration: go-and-back
Difficulty: moderate 1100ftの上り、ところとどころ見晴らしの良いmeadowっぽいところにでるが、ますまずカバーされている。しっかり整備が行き届ている
Traffic: 前述のように園外であるが、Okanogan National forestの中にあり、かなり人気が高い。
Scenery: trail endのblue lakeでの眺めはRainy Lakeにも劣らず人気もうなずける。湖から1/4mail以内でのcapmは禁止。wild flowerも豊富
Season: 冬以外。SR20は冬季通行止め。6000ft超えの高地なので夏が最適だが、紅葉の頃が一番美しい。
Access: North Cascade NPはWashington州北部の広域にわたるNPだが、Seattle,WAから2-3時間とアクセスが良い。このtrailは公園を貫くWashington SR20 (North Cascade Highway)のかなり奥にあり、核心部であるRainy PassとWashington Passの間に位置する。 Seattleから3時間ほどで、非常にダイナミックな風景が見られるWashington Pass Overlookのほんの手前。1マイルもない道路の南側にtrail Headあり。
Maps: http://www.fs.usda.gov/recarea/okawen/recreation/hiking/
West Virginia州はその名の通りVirginia州の西側に位置し深い峡谷に包まれた山と川が素晴らしい自然の濃い州である。Appalachian TrailはVirginaを縦断するため、残念ながらほとんどこの州の美しさには触れてくれない。ただしApparachian Trail協会本部(兼Visitor Center)はWV州にある。日本人もめったにこないらしく、結構大きな観光ホテルに泊まったのだが、フロントの従業員に初めて日本からの人を見たと言われた。この州の少し南よりをNew Riverと言われる全長500km以上もある大きな川が流れており、支流のGauly Riverと合わせ、流域にGauly River National Recreation Area, New River Gorge National River, Blue Stone National Scenic Riverと3つのNational Parkが北から南へ並んでいる。周辺のstate parkなども合わせると無数のtrailがある。 とりあげたのは渓谷の眺めのよい短いtrailでNew River Gorgeの中心ともなる数年前まで世界最大の単一arch橋だったNew River Gorge bridgeも望むことができる。diamond pointといわれるoverview以外でも木々の隙間から渓谷の眺めが楽しめる。ただしこれは同時にtrailと渓谷の距離がかなり近いところも多く、渓谷側は文字通り断崖絶壁なので歩きやすいtrailだけに歩行には注意したい。また断崖絶壁=rock climbingの名所でもあり、このtrailはhikeよりもそちらのほうが有名なようだ。hike装備ではもちろん無理なので装備がなければ興味本位で降りようなどと思わないように。少し長いと思われる諸兄にはdiamond pointまでのgo-and-back(往復2mile程度)をオススメする。pointは2つのtrail headのほぼ真ん中にあるのでどちらからでも時間は変わらない。
Length: 3.7mile (2.4mile trail + 1.3mile walk on paved road)
Configuration: 基本go-and-pacだが、舗装道を30分ほど歩いて戻るとloop trailとして使用可。
Difficulty: Moderate ほとんどがしっかりとした土の表面であり、またほぼ100%カバーされている。上り下りも少しだけでほぼ平坦。
Traffic: a few
Scenery: 峡谷の眺めが素晴らしい。特にDiamond pointは180度見渡すことができる。
Season: –
Access: West Virginia州は東部には珍しくとても辺鄙な州だがそれだけにいくつか素敵だが人気のないparkがある穴場的州である。アクセスはあまり良くなくWashington DCから西に向かうかもCharott, NCから北上することになるが、いずれにしても200-300mile, 3-4時間くらいかかる。どちらもApparachian超えなのでBlue RidgeやAT沿いでのHikeを組み合わせると良い。New River GorgeのBridgeの直ぐ側にあるCanyon Ridge Visitor Center からtrail headまで車で5分。
Maps: http://www.nps.gov/neri/
Wonderland TrailはWashington州にあるMt. Rainier(レニエー山。レーニアではない。マウント・レーニアはとあるお菓子屋さんの登録商標で実際にそういう名前の山は存在しない。)の周りを回る92mileのloop trailでMt. Rainier National Park内にある。Mt. Rainierは14,000ft(4300m)を越える大きな山でSeattle, WAからよく見える。緯度が高いこともあり、その頂上部の積雪は永久凍土化しており氷河としてそれぞれの尾根筋に流れ出し、Carbon River他いくつかの大きな川の源泉となっている。トレイルはこの尾根と川が作り出した峡谷を行き来するため、比較的高度差の有るものとなっている。(25,000ft/92mile)また氷河・湿原・草原・雪原・湖畔といった素晴らしい光景を縫って進むhikeで水や動植物も豊富に見受けられる景色の美しさでは有数のLong Distance Trailの一つだ。またSunrise, Longmireといった国立公園内の観光地を抜けるため、一部front country trailともなっており敷居は低く挑戦しやすい。Trail幅も広いところが多く、また傾斜は緩やかで概して危険が少ない。ただし渡渉部・積雪部については特にseason前半にはconditionの良くない部分があり、またこれは年毎の積雪量によって大きく変化するため、事前のresearchがかならず必要となる。trail上および至近に15を越えるcamp siteがあり、これらを利用することによってcamp & hikeが可能となる。
First Visited: Aug.2011
このTrailの利点
1. 景色の美しさ
Alaskaを除けばアメリカ最大の氷河の数々、山の東側西側で大きく違う降雨/降雪量による様々な風景の違い、咲き乱れる高原植物、点在する数々の美しい山上湖、息を呑むような光景が数限りなくみつけられる全米有数のtrailの一つで、Wonderlandの名に恥じない。
2.loop trailである
JMTのような行ったきりのtrailと異なり、trail headに戻ってくるわけなので、交通手段の手配が容易となる。また大都市Seattleからも近いので日本からのアクセスも難しくない。Trailheadの選択も一箇所に決められておらずAccessできるところならどこからでも行程にあわせて選ぶことが出来る。
3. 単一の国立公園内にある
Permitは抽選で混雑期に希望通りに取得するのは容易ではないが、全線Mt. Rainier NPの公園内にあるため手続きは1種類しかないし、一旦獲得してしまえばキャンプ地も決まるので後は歩くだけ。またほぼtrail上に1箇所の宿泊施設(National Park Inn@Longmire)、2箇所のレストラン(前述のNational Park Inn内およびSunriseのDay Lodge内 )があり、容易に利用可能となっている。さらには観光地の近くには水洗トイレなどもあり、いわば完全にはbackcountryとは言いにくい部分もあるが、逆に言えば比較的安全にまた快適にbackcountry lifeを送ることができる。
4. 水か美味しくて豊富
氷河の有る山の周りを一周するのでシーズン中どの時期でもほぼどこでも美味しいきれいな水が容易に手に入る。念のためにfilterは推奨されているが、重たい水をたくさん保つ必要はなく非常に楽。
5. フードキャッシュが可能
loop trail上の4箇所(実質3箇所)に食料を隠し置いてもらうことが可能。NPSのofficialに隠し置く場所・取りに行く日付・名前・permit No.を書いたバケツを渡しておけば決められた位置にあるfood boxの中に指定の日付に置いておいてもらえる。これにより行動の荷物を大きく減らすことが可能となっている。
6. 93mileという長さ
10日前後で一周するのが一般的とはいえ、一日20mile程度歩くペースなら5日程度で一周も可能だ。トレランの人ならNational Park Innに宿泊して2日程度で一周する人もいるようだ。
何れにせよ準備含めて短かくて1週間、ゆっくりしても2週間あれば十分なので、なかなかまとまった休みが取れない方など一般の勤め人にも可能なlong distance trailです。
Access/Season/Weather/Permit/Facility, etcはここでは長くなりすぎるので機会をみて別途紹介したい。興味が大きい方・訪れる予定ある方はお手伝いできるかもしれませんので連絡ください。
Crater Lakeは流れだす川が全くない火山湖で、その透明度と深さのため水は青く神秘的に輝きため息が出るほど美しい。まさに見たこともない「青い」色である。深さは594mで全米1位、世界10位であり、田沢湖(秋田 423m)より150m以上深く、また水中の酸素濃度の関係から魚はほぼ住んでいないそうだ。自分の中ではtop10に入るNPS unitの一つで、初めて実際に見た時の衝撃はtop3に入ると思う。すぐ西側をPCTが通っているが、バカ正直にPCTをたどるとこの湖面を見るチャンスはないが少し寄り道してrim trailを歩けばこの美しさを楽しめる。Wizard島は湖の西側にある最大の島で火口がついた山でほぼ構成されている。この島に行くには夏季のみ運行のtour boatに乗るしかないが、以前は朝から並べはその日のチケットの入手が可能だったが、最近はチケットの半数は「電話による」事前予約、残り半数は24時間前からの発売に変わり、ピークシーズンの当日入手はほぼ不可能になった。tour boatに乗るためには湖北岸に位置するcleetwood coveの1.1mileで700ft (200m)程下るtrailを駐車場から降りていく必要有り。もちろん帰りは上り。残念ながら島でのcampは許可されていない。またこのtour boarの発着地であるCleetwood coveは唯一湖面へのアクセスが許されている場所であり、rimの他の場所から湖面にアクセスすることはできない。tourに参加するためには急峻なCleetwood cove trail (1.1mile one-way, 700dt drop)を降りる必要があるが、そもそも湖面に触りたい人にとってはtourに参加できなくてもこのtrailを降りるしかない。いずれにせよ、Wizard島のtrailを歩く為にはこのtrailも歩くこととなる。島から帰った後はこの登りが待っているので少し体力を残しておかないと大変だ。Wizard島にはもう一つFumarole Bay(0.7mile one-way)というそんなに登らないtrailもあり、島の西側へと歩いていけるのでtourの時間的にはかなり急がないといけないがこちらも楽しんでおきたい。 残念ながらtour ticketを獲得できなかった場合にはMt. Scott trail (2.4mile one-way 1300ft gain)で公園内最高地点から湖の眺めを楽しみたい。
Length: 往復で2.5mileほど。800ft(250m) ほどの上り。
Configuration: go-and-back 山頂は火口状になっており、一周0.2mile程度。そういった意味ではbaloon shapeとも言える。
Difficulty: Moderate 石が多めだが土のtrail。たんたんと登っていく感じ。頂上部以外はほぼカバーあり。
Traffic: Wizard島へのCruizeは大人気で常に満員。ただし一度の参加人数は多くないので、その船に乗っていた人のみが登ることになる。
Scenery: 美しいcrater lakeの360度パノラマ。Wizard島火口。
Season: Cruiseの運行は夏季のみ。(6月末-9月) tour cruise以外で島に行き着く手段はなし。
Access: Oregon州南西部にあるこの公園はSeattle, WAとSan Francisco, CAのちょうど中間あたりにあり、どちらからでもlong driveになる。400-450mile 7-8時間。tour boatに乗るためには湖北岸に位置するcleetwood coveの1.1mileで700ft (200m)程下るtrailを駐車場から降りていく必要有り。
Maps: http://www.nps.gov/crla/
Florida半島先端部に広がるEverglades National Parkは野鳥観測地としても全米top3に数えられる有名地点である。Lake Okeechobee から流れだす1mile歩いても数inch程度しか標高が変化しないという世界でも稀に見る高低差が少ないゆっくりとした流れが横幅何十マイルにもおよぶ広い川として形成されている。このため淡水・高温・高湿の条件が揃った扶養な地で豊富な餌の宝庫となっているため、野鳥を始め様々な種類の生物をみることができる。公園内の各地で様々な形で見ることができるが、特にこのShark ValleyはShark Valley Sloughと言われるこの川というか湿地帯というかの水の流れの中心となっている部分にあたる。徒歩で行くにはいささか長いtrailなのでので、Tramや自転車で回るtourが用意されている。Tramは毎時1回あり一周2時間程度だが、やっぱり自転車を借りるほうが安いしwildlife観察にもなにかと便利だ。あくまで徒歩で行くという選択もあるし、自転車を借りずに持ち込んだりすることも可能だ。trailは何の変哲もない細い舗装道で景色も代わり映えしないが、ふと見ると交通量が多いのに道路の脇のすぐそばに野鳥がいたりするし、ワニの幼生なんかも見かけることができるのでびっくりしてしまうかもしれない。VC近くには短い徒歩用のboard walk trailもある。レンタルの自転車は少しだがギアも付いており快適に走れるし、国立公園内で自転車で走れるtrail自体はあまり多くないし、全くの平坦で漕ぐのもそんなに苦労はいらないからtramではなく是非自転車で回ってほしい。南端にあるtowerは見晴台になっており湿原を高くから望むことができる。ここでの時間も含め一周2時間程度が必要となる。
Length: VCから15マイルの周遊。
Configuration: 南北に細長いloop trail。最南部にobsevation Towerあり。
Difficulty: Easy 舗装されたまっさらに平坦なtrail。ほぼカバーもなく、厳しい日差しの下となる。帽子・水は必須。
Traffic: 人気のトレイルだが、広いtrailなので気にするほどではない。
Scenery: 湿地帯の中を突っ切るだけなので眺めはこれといったものはないが、野鳥は数・種類ともに豊富。もちろんワニもいる。
Season: all season 季節による野鳥の差はあまり大きくない。ただ夏は少ないらしい。もっとも夏にこの炎天下を15マイル周遊するのはbikeでもかなりきつそうだ。
Access: Miami,FLからのアクセスが良い。中心街から真西にUS41を40mileほど。一時間もかからない。走っていれば道路の南側にVC見える。
Maps: http://www.nps.gov/ever/
広大なYellowstone National Parkの南に隣接するGrand Teton National Parkは大きさこそYellowstoneの1/7程度にすぎないが、trailの充実ぶりではYellowStoneに全くひけをとらない。 そびえ立つTetonの山々と大小にわたり点在する美しい湖、そして豊富な野生動物達が素敵な景色を構成している。 特にSneak river沿いは夕刻に野生動物が現れる場所としてしられ、夕焼けの美しさも相まって沢山の人を集める。 人気のtrailはJenny Lakeの裏側にあるInspiration Pointとhidden fallsを訪ねるtrailでほとんどの人がshuttle boatを使ってアクセスするが、行き帰りどちらかをJenny lakeの南岸沿いに歩いてくるだけで野生動物が見られるチャンスはぐっと増えると思われる。人気の公園なのでback countryのpermitをとることは容易でない(夏のpermitは1月-5月に事前予約[抽選]で取得可。または前日あるいは当日にVCで直接取得する。)が、Yellowstoneほど大きくもないので、ほとんどのbackcountry areaはday hikeで到達可能である。私はまる3日間かけて多くのday hike trailを歩いたが、どのtrailも素敵であまりハズレのtrailというものがないので、使える時間に合わせて長さ等でコースを決めていくとよい。写真はJenny lakeの北に位置するstring lake trail の入口ちかくであり、小さな湖を回る一時間程度のtrailであるが、前述のJenny Lakeのtrailと合わせれば8mile程度の半日trail、back countryのlake solitudeまで足を伸ばせば16mile程度のまる一日trailとなり、いずれも十分楽しむことができる。
Length: string lakeを回る2.4mile loop。
Configuration: loop
Difficulty: easy ほぼ平坦。3-4割はカバー有り。
Traffic:車通多く、短いtrailなのでそこそこ多い。
Scenery: 湖、山々、野生動物
Season: やっぱり秋がbestかな
Access: Yellow Stone, Grand Tetonへの玄関口はSalt Lake City, UTからで北へ300mileほど5時間程度かかるが、なかなか快適なdriveだ。Tetonから入る場合はI-15、US30で行ってもI-80、US89でもたいして変わらない。
Maps: http://www.nps.gov/grte/
Iowa州東部、Wisconsinとの境はアメリカ最大の河川であるMississippi川となっているが、その河川沿いにEffigy Mound National Monumentはある。川から見ると小高い緑の丘であり、水源の近い豊かな土地として7世紀から12世紀にわたり住んでいた住民の遺跡がここに残されている。丘のように盛り上がったmoundといわれる遺跡構造は全米各地でみられ、円形、四角形などシンプルなものが多い。しかしこの公園では他ではあまり見られない鳥、熊、バッファローのような動物の形をした31のmoundが見つかっている。他の形も含めた全部で206個のmoundを縫うように全長13mileほどのtrailが走っており、数々のmoundとともにMississippi川の雄大さをうかがい知ることができる。moundはtrailのあちこちに点在しているため、VCの前方にもmoundはいくつかあるし、どのtrailにはいっても往復2mile程度のhikeでmoundとMissippiの眺めを楽しむことは可能だが、北部のtwin view(往復3mile程度)という見晴台まで行ってみるのがオススメ。
Length: 北部unitと南部unitにわかれており、北部が最深部のHanging rockまで3.5mile(片道)、南部が最深部まで2.5mileほど。
Configuration: go-and-back Missippi川のview pointやmoundに向かって幾つか枝分かれしているが、loopとなっている部分はないので、必ず戻ってくる必要あり。
Difficulty: Moderate しっかりとした土のtrail。非常に歩きやすい。出だしはすこし登り、丘の上を歩くトレイルだが、ほぼ平坦。overlook以外はほぼカバーされている。
Traffic: 北部のfire pointまでは人を見かけるが、それ以北と時に南部はほとんど人がいなく静かな穏やかなhikeが楽しめる
Scenery: 広大なMississppiの眺め。様々なmound。上空からの写真だとわかりやすいが、地上で横から見るといまひとつ形がつかめにくい。
Season: winter以外が吉
Access: Iowa, Wisconsinに手頃な空港がないので例によってChicago,ILやMineapolis, MNからの長時間トライブとなる。200-250mile, 3-4時間というところか。US18が通過するMarquette, Iowaから北へSR76をmississippi沿いに3mileほどでVC。VCの上下に北部unit, 南部unitが別れる。
Maps: http://www.nps.gov/efmo/
5大湖の中で一番大きく、また一番水か綺麗なLake Superiorの西側にばらばらっと島が点在している地域がApostle Island National Lakeshoreである。 Apostle諸島 最大の島であるMadeline島以外の21の島々とBayfield半島北西部の海岸沿いが公園として指定されている。ferryでいけるのはわずか3-4島のみだが、多くの島がtrailをもち、また21島のうち19島までにcampsiteがある。Water taxもあるが、Kayakでわたってcampingがpopularだ。Ferryが出ている町、Bayfieldやcar ferryでいけるMadeline島でKayakのrentalも可能。 しかし、今回歩いたのはこの本土部分の海岸沿いにあるこの公園でもっとも長いtrailであり、終点はcamp site(テントパッド有り、トイレ無し。 水場は湖。)になっているのでKayakが苦手な人はこちらでcampも可だ。(要permit。on-line予約可。) 一部の島もそうだがこのtrailの最初の部分の湖沿いはSea caveとよばれる砂岩が侵食された洞窟になっている。陸のtrailから見ると単なる崖なのだが、海側から見ると謎めいた洞窟にみえてkayakで楽しむ人が多い。ほとんどはみえないが、幾つかの地点で上から覗き込むように見えるものもありtrail上からその様子を楽しむこともできる。実は冬になるとこの湖面が氷結し湖面を歩けるようになるので、湖の上を湖岸沿いに歩くことによって、この下側のsea caveを徒歩で見に行くことができるようになり、冬こそがこのtrailのseasonであるらしい。氷柱がsea caveからいくつも垂れ下がり素晴らしい絶景となるので寒いのさえ我慢できれば素敵な体験が味わえるとのことだ。私は寒いとか雪とか氷とか苦手なので冬に湖の上を歩くのはちょっと遠慮したいが、訪れたようであれば是非一報してほしい。
Length: 片道5.2mile Sea cavesやnatural Bridgeは前半に出てくるので最初の2mileだけ歩く選択もあり。
Configuration: go-and-back 湖に沿って歩き終点はcamp場。(宿泊にはPermit必要)
Difficulty: Moderate 多少のup downあるが基本湖沿いのtrailでほぼ平坦。最初は土の上を歩くがbeach部では砂や小石の上を歩く。ところどころ内側に切れ込む所あり。またいくつか小さな渡渉あり。カバー率60%くらい。後半はtrail 交通量少ないためかtrailよりもbeachの方が歩きやすい。
Traffic:最初の1mile、Sea caveの上を歩くところでは人がそこそこいるがもその後はまったく見かけない。
Scenery: Sea caves、Superior湖、eagle島, sand島。
Season: 実はwinterこそ、このtrailに来る価値あり。本文参照。ただしまずtraiilheadにだどりつくのも寒くって容易でないと思う。(笑)
Access: Minneapolis, MNから北北東に3時間、Superior湖に面した港町Dulth。その西側に突き出すのがBayfield半島。この先端部がApostle Island NLでSR13が湖沿いにこの半島を走っているが、Duluthから60mileの町Cornucopiaからさらに東へ5mileほどでMeyers Beachというlake accessがあり、そこにtrailheadがある。合計でMinneapolisから240mile 4時間ほど。
Maps: http://www.nps.gov/apis/
North Country TrailはCrown Point, NYからNorth Dakota州Lake Sakakawea State Parkまでアメリカ北部諸州を抜けATやPCTよりはるかに長い4600mileを走るlong distance trailである。 西端・東端、両方の端に立ったこともあるし今回紹介するPictured Rock National Lakeshoreを始め途中のsection hikeも数多く実施しているので個人的にはATやPCTより親しみがわくLong Distance Trailだ。 Pictured Rock NLはLake SuperiorとLake Michiganの間の土地にありLake Superiorの南岸に位置する国立公園でこの湖畔を東西に貫くのが42.4mileのLake shore Trailである。 このlake shore trailはPictured Rock NLを代表するtrailというだけでなく、そのままNCTの一部となっており、このtrailを歩くことによりPictured Rock NLの多くの絶景pointを網羅することができる。 また特筆すべきは2011年seasonからこのtrailの東端と西端を結ぶshuttle serviceが始まったことで、これにより容易にこの40mileのthrough hikeをすることができるようになった。 詳細は確認されたいが事前予約が必ず必要であり、片道$20となる。 (2016現在) またバス路線上であれば事前に頼んでおけば基本どこでも乗降可能なので40mileすべてthruしないtrail計画も可能で例えばday hikeとしてMiners Castle(写真の場所)からMunisingまでの8mileだけを歩くなどということも出来てしまうのでしっかり計画しておけばday hikeだけで十分に楽しむこともできる。 Campを実施する場合、上記shuttleの予約以外にNPSのVCでbackcountry permitの取得が必要である。こちらはその年の1月1日より事前予約が可能であるが、特に場所や歩く距離にこだわりがないのであれば13のcamp siteがこの42mile上にあるので前日または当日の取得でも夏休みの週末でなければ特に問題なく取得できるかと思われる。ただし時期によってはMunising falls VCでしかpermitの取得が出来ない場合があるようなので注意。 またキャンプ地使用料として1泊1人あたり$5かかり、予約の場合は予約金としてさらに$15が必要となる。 水はLake Superiorの水がfilteringまたはrolling boilの後、問題なく使える。またいくつもの小川が湖に流れ込んでいるのでこれも飲用可能である。ただしいくつかのcamp site、特にtrailの両端部分Au Sable East CGから東およびPotato Patch CG以西は湖へのアクセスがないので必要ならSand Point等での水の補給計画がを考えておこう。またトイレやbear pole/bear rockerがないcamp siteもあるが、一方で火の使用が可能(焚き火ok)なcamp siteもあるので事前にcamp siteの状況は確認し、ロープやベアキャニスターなどクマ対策もしておくのがよい。 またback country camp siteとは別にlittle Beaver Lake, Hurricane River, Twelve Mile Beachという3つのFront country campsiteもこのtrail上にあるため、ここで水の補給およびトイレの利用も可能である。 Au Sable lighthouseやMiners Castleにも売店をともなったVCがありこちらでも同様な利用が可能だ。ただし営業時間は限られているので事前にHP等で確認しよう。 Grand Maraisより Munisingの方が街としての機能があり、町中に合同VCもあり、またbackcountry permitのpickupをするMunising Falls VCも近いのでthrough Hikeをする場合、こちらに車を停めてまずshuttleで東端まで移動し西向きにhikeを始めるのがよい。 Grand Sable VCを出発すると、まずは小さな湖(Grand Sable Lake)の湖畔を歩く。湖畔から離れるとtrailはsuperior lakeへ向かうのだが、大きな砂丘を超えなくてはならなく、結構登りがきつい。湖に出たところがtrail上最高地点となるLog Slideで、ここからの砂丘の眺めは素晴らしい。 下って出た角にAu Sable Lighthouseがある。時間が合えばlighthouseでのツアーに参加しよう。 Lighthouseの上から歩いてきたtrailやこれから歩くtrailを見るのは非常に面白い。残念ながら現時点では予約不可だし、$3の参加費がかかりfirst-come first-serve basedなので多少待ち時間は出来てしまうが天気が良ければそれに見合う眺望は得られる。お昼頃が一番混んでいるようなので多少遅めがよいかも。 ここからはまっすぐな砂浜が延々と続くが、trailは海岸から少し入った木の下をあるくこととなる。この区間ではtrailの上でなくbeachの上を歩いたほうが楽な場合が多い。ブヨなども砂浜の上のほうが明らかに少ないし、湖からの涼しい風が心地よい。またいくつか難破船の残骸を砂浜に見つけることも出来る。ただ時々河口に出ると湖岸線のままでは渡れない場所が多く、強制的にtrailに戻されてしまうので少々遠回りになる場合がある。また天候が崩れると湖側である北からとても冷たい風が吹いてくることもしばしばありこの時はtrailの上を歩くことが助けとなる。何れにせよ天候の急変は起こりやすく危険なのでbeachでのcampは絶対にすべきではない。長い砂浜が終わるとここからは崖の上から湖沿いに歩くこととなる。ここからは湖にアクセスできるpointが限られてしまうので水の補給には注意が必要だ。すぐにPictured Rockを代表する景色の一つであるSpray fallsがあらわれ、ここからMiners Castleまでがtrailで最も景色がよい部分だ。個人的にはSunsetに滝が直接湖に注ぐSpray fallsの写真を取りたがったが、残念ながら私の時はお天気が合わなかった。崖の上を歩いているのだがところどころ岩が出ているものの全体的には結構木が生い茂った土のtrailであり歩きやすい。ただ急に切り立った部分でも注意書きの標識等があるのは稀だし、石灰岩でできた崖はたいへん崩れやすいのでtrailから外れるのは結構危険だ。最初は木々が邪魔してあまり眺望がえられないほどであるが次第に少しづつ切れ目のある部分が出てくるので我慢しよう。ここからMiners Castleまではほとんど人を見かけることはなかったが、Chapel Rock, Grand Portal Point, Arch Rockなど奇岩や素晴らしい景色が続く。Mosquito Beachには名前に反して美しい層状の石灰岩でできたbeachで人も殆ど居ない。ここも夕日の絶景pointであろう。 問題はみんながそれを知っているのですぐ裏にあるMosquito RiverのCGの予約がとりにくいことだ。Miners Castleは2006年に一部が湖に滑落している。自然現象に因る侵食で起こっているのでしばらくすると先端部も滑落してしまうかもしれない。ここは景色は良いが人が多いのが難点。1mileもはずれれば誰もいなくなってしまうのだが。Sand Pointはtrailからは少し離れているがこの近くまで来るとtrailから湖がほとんどみえなくなっているので水の補給も含めて寄り道してみるのがよい。カヤックなどで湖に漕ぎ出している脇でその水を飲むのもなんだか抵抗を感じてしまうけれども。目の前には先程までは小さかったGrand Islandがどんと位置している。ここまでこればgoalまではあとわずか。
First visited: August,2010
Length: 東端Grand Sable VC から西端Munising falls VCまで42.4mile
Configuration: point to point
Difficulty: Moderate 細い登り下りはあるし、砂浜をあるいたり、砂丘を登ったりすることもあるので決して楽な平坦hikeではないが(40mileの累積標高差4000ft程度)特に大きな困難はないhikeであり、1-2泊程度でのthrough Hikeも可能である。砂浜部を除けばよくカバーされている。標識等もはっきりしており、また最悪湖畔沿いにあるいて行けばどこかでtrailが見つかるので迷うことはまずない。北側はduneや灯台まわりの海岸歩きなどもあって砂っぽいところが多くところどころuncoverな部分も多いのだが、南側は岩浜の上の樹林帯など歩くことが多く、土や岩の部分が多い。
Traffic: Sable Light house前後、Miners Castleなど人気がある場所の前後ではかなり人通りが多いが、それ以外では静かなhikeが楽しめる。
Scenery: Lake, light house, beach, Rock formations, falls, Sand dune, Island, shipwreck, wildlife (bear, Raccoon,
Season: 夏。基本6月から9月まで。6月は虫対策を入念に。
Access: 五大湖最北のLake Superiorの南岸にありChicago, ILやDetroit, MIからも400-500mile離れた辺鄙な場所にある公園だ。ただしMunising, MIというちょっとした街から公園入口までは車で5分程度で立地は悪くなく、街にはholiday Inn他ホテルが幾つかある。 Milwaukee, WIが最も近い都市だが、特に便利というわけでもないのでChicagoなどで十分に準備を整えてから車で乗り込むのが楽。Munisingからは公園を湖側から眺めることができるboat cruiseなどのactivityもできhikingの後に乗ってみると楽しい。
Maps: http://www.nps.gov/piro/
第七騎兵隊とカスター将軍はold American heroとも呼べる存在の一人で南北戦争での活躍もありわずか23歳の若さで将軍の位についた。 記録によると戦いの中でしか居場所を見つけられないタイプで南北戦争後はインディアン戦争に身を投じることになった。 その彼の最後の地となったのが、ここLittle Bighorn Battlefield National Monumentで敵兵力を見誤ったため命を落とす結果となったようだ。 日本の歴史の人物同様、彼の輝かしい軍歴には賛否両論があり、時代とともに稀代の英雄から大悪役、さらにはただの軍人説まであるが、どちらにせよ基本人気が高いことに代わりはない。 彼の行為はともかく、このMontana州南東部に位置するこのNMは見通しの良い素敵な平原でありhikeにはよいな場所だ。 特に夕暮れ時に赤く染まった草原の美しさは眼を見張るものがある。 多分にカスター将軍人気のために中央に位置するbattle field roadはwalking trailでなくdriving trailとして作られてしまったこともあり、 徒歩で楽しむ部分は2箇所の記念碑まわりのみとなっているのはいささか残念と言えよう。 今回紹介しているのは一番奥に位置する1mile程度の舗装されたtrailとなる。 当時は血なまぐさい殺戮の場であったことだろうが、今では草原の美しさが残るのみである。
Length: 一周約1mile (GPS計測0.8mile)
Configuration: loop
Difficulty: Easy 多少の上り下りあるがwheel chair accessibleの舗装されたtrail。草原の丘の上をあるくのでカバーはない。
Traffic: 公園に来た人はほぼみんな行くので結構人混みとなってている。なぜかbattle field系のNPS unitは根強い人気がある。
Scenery: まさに大草原だが、US北部の草原は中部の草原と異なり丘状にうねりがあるところが多い。
Season: 北部諸州は位置により大幅に積雪量が異なる。この辺りは積雪量は多くないようだが・・・
Access: Yellowstone NPにも近いMontana州中南部の辺鄙なところにあるが、I90がすぐ近くを通るのでアクセスは悪くない。 MP510でexitしUS212を東へ0.2mileで標識。右折してpark内に入る。trail headはそこから5mile進んだ突き当り。
Maps: http://www.nps.gov/libi/
Bryce Canyon National Parkも非常に人気が高いNPの一つであるが、「National Parkのbest trailはどこか」と言われてまず思いつくtrailのひとつがこのtrail。いろんな見方があるので、なかなかこれがbestといえるものでもないが、個人的にはtop3には必ず入れたい。 少なくとも歩いていてこれほど見どころが多くてワクワクさせてくれ、それでいて初心者でも歩き通せるtrailというのは多くはなく、何度でも行きたくなるtrailであることは間違いない。Navajo loopの半分と Queen’s garden, Peek-a-boo loopという合計3つのtrailを繋いだもので、それぞれのtrailだけでも十分見どころがあるが、それぞれの3つのtrailが特徴が違う素晴らしい風景を提供しているため合わせて歩くこのtrailは全く飽きるところがない。是非半日なり一日を費やしてこのtrailを歩いてほしい。分岐が幾つかありshort cutも可能だがそんなことをすると見逃すものがたくさんありそうだ。 多分このtrailを歩き出す前にSunrise pointやsunset pointでhoodooの遠景を朝日や夕日とともに見るだろうが、その素晴らしい景色の中を歩くことができ、なおかつまた新たな別の美しさを見つけることになる。7mileはあまり歩くことが少ない人にとってとても長いように感じられるかもしれないが、景色の素晴らしさに以外にあっという間に終わってしまう。 Navajo trailの下りはどちらを通っても素晴らしいが、美しいし谷に引きこまれていく感じが一層ワクワク感を強めてくれるのでSunset pointからスタートし、Navajo loopの左側に入っていくほうが私の好みである。
Length: 上側のNavojo/Queen’s garden loop、下側のpeek-a-boo loopがそれぞれ約3mile。上のloopと下のloopをつなぐ部分が0.5mileほどで一周約7mile程度。 (GPS計測6.9mile)
Configuration: タイトルどおり8の字loop型。 Sunset pointから下りSunrise pointに出てくる(あるいはその逆)のでもよいが、rim trailがsunset-sunrise両pointをつないでいるのでloop trailとして楽しめる。
Difficulty: Strenuous 乾いた赤土のtrail。まず下ってから小刻みな上下を繰り返し、最後に登るため、若干toughだが、登るのはそんなに急でもなく、長くもない。total gainで2000ftに満たない。Navajo tail部分は細い谷を通るため、影となっているが、ほかはほぼカバーなし。帽子必須。水もたっぷり持っていくこと。
Traffic: Navajo部分、Queen’s garden部分はtrail headに近く、人も多いが、Peek-a-boo trailは快適な一人歩きが楽しめる。ただしtourのhourse trailとかぶるので馬には注意。
Scenery: hoodooの遠景から近景まで楽しめる。
Season: all season。ただし冬は標高高いのでアクセス注意。逆に夏は日差しは強いが十分涼しい。地形的に高い木などないので雷には十分注意すること。
Access: Sunrise point, sunset pointとぢらもvisitor centerから1mileほど。Bryce Canyon Lodge宿泊であれば、lodgeから徒歩でaccess可。
Maps: http://www.nps.gov/brca/